どらまろぐ

テレビ番組(ドラマ)の字幕情報を対象に、テキストマイニングの研究をしております。解析結果を公開しつつ関連商品も紹介します。解析結果の信憑性が確認できるよう解析用ソースも引用掲載しますので、見逃し番組の確認にも役立つ(ネタバレ)かも?

正義のセ 第4話 主題歌・原作やキャストは?(見逃した方はネタバレ注意)

『正義のセ#04』のテキストマイニング結果(キーワード出現数BEST10&ワードクラウド

  1. フネ
  2. 事故
  3. 勝村
  4. 検事
  5. 信号
  6. ハァ
  7. 仕事
  8. 被疑者
  9. 横断歩道
  10. バイク

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『正義のセ#04』の解析用ソース(番組内容ネタバレ注意!)&EPG情報の引用

(梅宮) ≪竹村凜々子君≫

(梅宮) わが横浜地検港南支部
ようこそ。

乾杯!
(一同) カンパ~イ!

(竹村凜々子)
ありがとうございます!

 

阿川佐和子原作。まっすぐな新米検事の痛快お仕事ドラマ!被害者が死亡した交通事故。残された家族の気持ちを思い、怒りの凜々子。だが、そこには隠された真実があった…!

詳細情報
出演者
吉高由里子安田顕、三浦翔平、広瀬アリス、平埜生成、夙川アトム塚地武雅宮崎美子寺脇康文生瀬勝久
【ゲスト】白洲迅、茅島成美、菊池均也
番組内容
凜々子(吉高由里子)は、若者がバイクで老人をはねて死亡させた交通事故案件を担当する。夫を亡くし、残された妻・フネ(茅島成美)は、信号無視をした被疑者・勝村弘(白洲迅)に「厳しい罰を与えてほしい」と訴える。フネの思いを受け、取調べをする凜々子。勝村は容疑を全面的に認めるものの、「記憶がない」と多くを語らない。起訴判断に悩んだ凜々子が事務官の相原(安田顕)と詳しく調べ始めると、意外な事実が発覚する…!
監督・演出
【演出】明石広人
原作・脚本
【原作】阿川佐和子「正義のセ」シリーズ(角川文庫)
【脚本】松本美弥子
音楽
【主題歌】福山雅治「失敗学」(アミューズ/ユニバーサルJ)
【音楽】得田真裕
制作
【プロデューサー】加藤正俊、鈴木香織(AXON)
【制作協力】AXON
【製作著作】日本テレビ

 

ありがとうございます!
(梅宮) あ~…!

まぁ でも うちの支部

こんな若くて かわいい女性が
配属されるなんて久しぶりだよ!

何か 職場が
パ~っと明るくなったよな!

(徳永) はい~!
若くて かわいいだなんて…。

え?

(相原 勉) お世辞だと思いますが。

(梅宮) いやいや…
まぁまぁまぁまぁ…。

とにかくな みんな いろいろと
サポートしてやってくれよ?

よろしく頼むよ。
はい…。

(梅宮) おっ 乾杯しよう!

(徳永) 大丈夫 大丈夫!

竹村君は 2年目にしては
よくやってると思うよ。

ホントですか?
(徳永) うん。

この間の結婚詐欺は
見事に起訴に持ち込んだし。

ねぇ!
いや…。

(大塚仁志) そうですか?

ま 僕らの足を引っ張らない程度に
なってもらえばいいですけどね。

はい。

(梅宮) おっ どうした?
あぁ いえ…。

あっ。

お疲れさまです。

皆さんの足を引っ張らないように
頑張ります!

そうしていただけると
助かります。

(木村) あぁ…
大塚検事 口は悪いですけど

悪気はないんで
気にしないほうがいいですよ。

悪気がないほうが
たちが悪いような…。

あっ あの

大塚さんの取り調べって
どんな感じなんですか?

えっと ひと言で言えば
「変幻自在」ですね。

変幻自在?
はい。

君が裏カジノを経営していた
これは紛れもない事実だ

否定しても無駄だよ

(被疑者)はい…

そっか~!

それで つい 会社のお金に
手ぇつけちゃったんだ~

(被疑者)うんうんうん
そうなんですよ~

もう全部 認めちゃったほうが
楽なんじゃないですか?

(被疑者)
はい… 私が… やりました

(木村の声) 被疑者によって
いろんな顔を使い分けるんですよ。

なるほど~ さすがですね。

(榎戸) いやいや 笑顔ならね

うちの徳永検事も負けてませんよ。
そうなんですか?

そうですよ まさに仏のほほ笑み。

仏のほほ笑み?

娘さん…
来年 高校卒業するんだろ?

おとうさんも 裏稼業から
卒業したらどうかなぁ?

(被疑者)
俺も… そう思ってたんです

仕事を探しても
全然 雇ってもらえなくて

それで つい…
そっかぁ~

つらかったねぇ…

検事さん…
分かってくれるんですね?

分かるよ~

(榎戸の声) 徳永検事に
ほほ笑み掛けられるとね

みんな どんどんどんどん
喋っちゃうんですよね。

へぇ~ すごいですね。

できるかな
私にも そんな取り調べ。

まだまだでしょうね。

竹村検事は今日も 否認否認で…。
それは たまたま被疑者が

共犯者をかばって…。
竹村検事の場合は

基本のキから とにかく冷静に…。
あ~~ もう 分かりました!

一日でも早く
相原さんが安心できるような

検事になってみせます!

期待してます。

(梅宮) 竹村君。

はい。

明日 交通死亡事故案件を
配点するから よろしくね。

交通事故?

えっ 人が亡くなってるんですか?
うん。

遺族との向き合いも
検事の大切な仕事だ。

頼んだよ。

はい!

先輩達に追い付けるように
頑張ります!

うん!

あぁ~ よし!
(梅宮) おぉ ホホホ…。

ハァ… ただいま~!

(竹村温子) おかえり~。
(竹村芳子) おかえり~。

(温子) うわ~ 飲んでるねぇ!
フフフ… 分かる?

(温子) あっ!
もしかして彼氏とデートだった?

あぁ… ううん。

今日は 私の あれ… 歓迎会。
何だ そっか。

ねぇ 彼氏と どうなってんの?
えっ?

あれから どう?
うまく行ってる?

な… 何? 急に。
だってさぁ

やっと遠距離じゃなくなって
久しぶりにエッチもして

こういう時に
一気に距離がギュって縮まって

何か進展とか
あるんじゃないのかな~って。

あぁ… うん… 実はね

プロポーズされたんだけど…。
えっ 何?

この間 プロポーズ されたんだけど…。
えっ! プロポーズ !?

え~! お姉ちゃん おめでとう!
ちょちょちょ…!

(温子) すごいじゃん…!
最後まで聞いて 最後まで…!

(芳子) ご近所迷惑よ!
(竹村浩市) どうしたんだ

大きな声 出して!
ねぇ 聞いて! お姉ちゃん…。

何でもない 何でもないの。

(芳子)
「おめでとう」って聞こえたけど
何か いいことでもあったの?

あぁ~ あれあれあれ…
支部のみんなが

私の赴任1か月の
お祝いしてくれたの。

(芳子) 何だ そういうこと。
(浩市) 凜々子。

検事が どれだけ偉いか
知らないけどな

こっちは朝 早いんだよ。

夜中に酔っぱらって帰って来て
騒ぐんじゃねえ!

すいません。
(浩市) 早く寝ろ。

フゥ…。
ねぇ 何で隠すの~?

あんたってコは
ひとの話を最後まで聞かない…!

いや とにかく よかった
ホントよかった!

違うの 違うの ちょっと待って。
(温子) おめでとう! 私 寝るね。

おやすみ~!
ちょっと待って ちょちょちょ…。

ねぇ あのさ…。

もう~
だから最後まで聞けっつ~の…。

(中牟田)別れよう

え?
(中牟田)検事の仕事を

あんなに必死で頑張ってる
凜々子を見たらさ

「俺と仕事 どっちが大事?」
なんて言えないよ

元気でな

優希もね

ハッ…! ダメダメ
思い返しても落ち込むだけ。

とにかく今は仕事 頑張ろう!
うん…。

ハァ… よし!

痛いよぉ~!

よっしゃ…!

♬~

 

昨日 支部長が話していた
交通事故案件です。 はい。

若者が 信号無視して
老人をはねて

死亡させたようですね。

フゥ~ よし。

(凜々子の声)
「事故が起きたのは3週間前の
4月10日 午前6時26分。

被疑者 勝村 弘の運転する
バイクが

神奈川区六角町 五丁目の路上で

横断歩道を渡っていた
被害者の佐藤忠徳さんをはねた」。

(凜々子の声)
「勝村は 交差点に近づいた際

朝日がまぶしくて
前方の信号が見えなくなったが

横断歩道脇に立ち止まっている
人影が目に入ったため

進行方向の信号が青だと思い

そのまま直進した」。

(勝村)あっ!
衝突音

(佐藤フネ)おとうちゃん!
おとうちゃん…!

(佐藤忠徳)あぁ… あぁ…
おとうちゃん おとうちゃん!

(忠徳)あぁ…!
(フネ)ねぇ おとうちゃん!

「現場にいた被害者の妻
佐藤フネは

歩行者側の信号は青だったと
証言している」。

被害者は 病院に運ばれた
2時間後に死亡しています。

ハァ… 信号が見えなかったのに

そのまま突っ込むなんて
あり得ない。

何考えてんだろ。

目の前でご主人がはねられた
奥さんの気持ちを考えたら

絶対 許せない!

検事。

まずは 事故の目撃者でもある

佐藤フネさんに話を聞きましょう。

では こちらに来て
いただけるように手配を。 あっ。

事故現場って
佐藤さんの家の近くですよね?

はい。

じゃあ
こちらから会いに行きましょう。

は~い…。

(鈴の音)

あの… 少しお話伺っても
よろしいですか?

へ?
えっ…。

私 耳が遠くて。
あ~!

(フネ) もうちょっと大きい声で
喋ってもらえますか?

はい 分かりました。

(フネ)
補聴器が見つからなくてね。

いつもは
ここに入れてあるんだけど…。

あ~ よければ 一緒に さ…。

一緒に捜しましょうか?

検事さんに そんなこと。

あっ 全然 構いません。

すいませんねぇ。

おとうちゃんが いなくなってから
何にも する気がしなくなって。

話す相手がいないと
補聴器も必要なくて。

あっ これじゃないですか?

(フネ) あらっ やだ
どうして こんなとこに。

すいません。

聞こえますか?
はい。

事故の日のことを
聞かせていただけますか?

あぁ…。

毎朝2人で
散歩するのが日課でね。

もう何十年も。

あの日も散歩に出たんだけど

横断歩道の所で 私

胸が苦しくなっちゃって
立ち止まっちゃったんです。

あ… そういうことは
よくあるんですか?

持病でね
時々 動悸がするんですよ。

横断歩道を ご主人と一緒に
渡ろうとしたけど

胸が苦しくなって フネさんは
その場に立ち止まって

横断歩道を渡らなかった。

(フネの声)
おとうちゃんだけが渡り始めて

そしたら…。
衝突音

横断歩道の信号は
青だったんですね?

事故を起こした勝村 弘のこと
どう思ってらっしゃいますか?

厳しい罰にしてほしいです。

おとうちゃんを殺したんだから。

許せないです!

♬~

フネさん以外 事故の目撃者は
いなかったんですよね?

ええ。

歩行者側の信号が青で…。

バイク側の信号が赤だった。

あっ… この時間だと
信号は よく見えますね。

朝とは太陽が反対側ですからね。

ホントに
まぶしくて見えなかったのかな?

もしかして 被疑者の勝村は
信号無視したことを

まぶしくて見えなかったって
言い訳してるんじゃ?

まぁ 可能性はありますけど。

どれくらい まぶしいのか
確認しましょう。

え…。

もうそれなら 警察がしていますよ
記録にも書いてありますし。

ちゃんと自分の目で確認しないと。

明日の朝 事故と同じ時間に
ここに来てみましょ。

でも 同じ時刻じゃ無理ですよ。

事故から
3週間たってるんですから。

あっ そっか…。

この時期 日の出は
どんどん早くなっていますから。

え~ 3週間前と
同じ状態を見るなら…。

18分前。

6時8分には
ここに来ておかないと。

じゃあ それでお願いします。

は~い。

あっ よかったら
モーニングコールしましょうか?

結構です 検事こそ
寝坊しないよう お願いします。

心配いりません
私 豆腐屋の娘ですよ。

早起きは得意ですから。

(目覚まし時計のベル)
(温子) ≪お姉ちゃ~ん≫

(目覚まし時計のベル)
(温子) ハァ…。

(目覚まし時計のベル)
ねぇ 今日 早いんでしょう?

(目覚まし時計のベル)

(温子) お姉ちゃん! 起きてよ!

お姉ちゃん!

びっくりした! ヤバっ!

もう! ちょっと…
あっ 違う こっち。

あ痛っ!

痛たた…。
何してんの~。

しっかりして。
(メッセージの受信音)

よかった 指付いてる…。

ヤバい。

「今日は
あいにくの曇り空なので

確認は無理かと思われます」。

あぁ 何だ…。

もうちょっとだけ寝ようかな。

よいしょ。


竹村検事
被疑者 到着したようです。

はい。

よし! しっかり取り調べるぞ。

検事。

老婆心ながら 1つだけ
言わせていただきますと…。

被害者に同情し過ぎて
感情的にならないように。

それと…。
もちろん

被疑者のペースに
乗せられてもいけない。

それから…。
それから

検事は常に冷静に
多角的に ものを見ること。

ですよね?

分かってるなら 結構です。

勝村さん。

お勤めは セントリアルホテルと
ありますが

具体的に
どういうお仕事なんでしょうか?

レストランの料理人です。

まだ 見習いですけど。

仕事は 朝早いんですか?

早番の時は。

早番は何時から?

6時です。
6時?

事故が起きたのは
6時26分とありますが。

寝坊してしまって…。

それで慌てて バイクに乗って。

通勤は いつもバイクですか?

いえ いつもは電車で。

えっ じゃあ 事故が起きた道を

バイクで走ったのは
初めてだったんですか?

(勝村) はい。

あんなにまぶしいとは知らなくて。

勝村さん。

まぶしくて見えなくなることを
眩惑といいます。

眩惑が起きたら すぐに減速して
一時停止しなければなりません。

ご存じでしたか?

何となく。

何となく?

でも あなたは 減速も
一時停止することもなく

そのまま直進した。

あの奥さんが 信号待ちしてる
みたいに見えたんで。

こっちが青だって思って…。

被害者の妻の
佐藤フネさんですよね。

彼女は歩行者側の信号が
青だったと証言しています。

そう言うなら そうだと思います。

事故の後 救急車を呼んだのは
あなたですよね?

多分。

多分!?
(せき払い)

警察の記録では

「勝村さんが通報した」
とありますが。

事故の後のことは
あんまり覚えてなくて。

では この事故に関して
あなたから言いたいことは?

ありません。

♬~

(凜々子の声) 何なんですかね!

何を考えているのか
全っ然 分かんなかった。

確かに
よく分かりませんでしたね。

事故の日 30分以上も
寝坊してたなんて…。

普段から
だらしのない人なんですかね?

さぁ… 一概に
そうとは言えないと思いますが。

何を聞いても ぼんやりしてるし。

人の命を奪ったっていうのに…
ホントに反省してんのかな。

検事 難しい案件じゃありません。

被疑者は
全面的に容疑を認めていますし

参考人の話とも矛盾しません
速やかに起訴判断を…。

セントリアルホテルに
行ってみましょう。

セントリアルホテルって…
勝村の勤務先の? はい!

勝村の話なら 今…。
職場の人の話を聴きたいんです。

そうすれば 勝村がどういう人間か
分かるような気がします。

ですが!

処理しなくてはならない事件が
まだ こんなに。

帰って来たら きっちりやります。

分かりました。

ハァ~…。

また今日も遅くなるなぁ…。

(林崎)
勝村は どうなるんですか?

刑務所に入れられたりとか
するんでしょうか?

えっと… それは…。
まだ分かりません。

(林崎)
勝村が事故を起こしたのは

私にも責任があるんです。

どういうことですか?

先月 厨房のスタッフが
2人も辞めて

仕方なく 人手不足のまま
回していたんです。

勝村は 若いのに仕事ができて

真面目だから
つい頼ってしまって…。

(林崎)勝村

明日も早番から
通しで入ってもらえないかな

分かりました 大丈夫です
ありがとう

頼むな
はい

(林崎の声)
あいつが疲れ切っていたことは

分かってました。

でも どうしようもなくて…。

私が
無理なシフトを頼まなければ

事故なんか起こすことは
なかったんです。

そうだったんですか…。

うちの会社
車やバイクでの通勤は禁止で。

だから会社は
今回の事故には関知しないって。

このままでは あいつ…
クビになります。

「しっかりここで修業して
一人前の料理人になりたい

いつか自分の店を持つのが夢だ」
って言ってたのに…。

(猪口) ≪あの…≫

(猪口) あいつ…
無口で誤解されやすいけど

ホント いい奴なんです。

被害者の家にも
何度も謝罪に行ってるし。

そうなんですか?
(猪口) ええ。

僕も 一度
一緒に行ったんですけど…。

(勝村)
本当に申し訳ありません

せめて お線香だけでも

上げさせていただけない
でしょうか

(フネ)帰ってください

行こう

あいつ 自分が顔を見せることで

かえって ご遺族を
傷つけてしまうからって。

それからは 事故現場に
お参りに行ってるみたいなんです。

あのお花…。

勝村が供えたものだったんですね。

検事さん!

どうか少しでも 勝村の罪を
軽くしてやってくれませんか!

お願いします!

お願いします!
助けてやってください!

(スタッフ達) お願いします!
そう言われましても…。

♬~

♬~

職場の方のお話も伺いたくて
来ました。

聞きました。

辞めてしまった人の分まで
働いてたことや

佐藤さんのお宅に
何度も お詫びに行ったこと。

どうして取り調べの時
何も言わなかったんですか?

そんなの…

言い訳にならないから。

どんな理由があっても

どれだけ謝っても

僕が佐藤さんを
殺してしまったことに

変わりないです。

♬~

ハァ… もう 困ったな~…。

どうしたの?
お姉ちゃん。
いや…。

事故を起こした人
いい人だったの。

事故って
昨日言ってた?
そうそうそう…。

仕事熱心で 職場のみんなからも
愛されてて

何か 若いのに
ひとの分まで こう…

苦労を引き受けちゃうような
人だったの。

でもよ
人様の命を奪ったんだろう。

突然 ご主人を亡くした
奥さんの気持ち考えたら

やりきれないわよねぇ。

うん… 独りぼっちになって
すっごい かわいそうだった。

絶対 許せん。

凜々子 その犯人
厳しく罰しなきゃダメだぞ。

いや… そう… そうなんだけど…。
「だけど」 何だよ?

(温子) でもさ~ その人だって
わざとやったわけじゃ

ないんでしょ~?
わざとじゃないだろうけども。

人生これからって時に
人を死なせちゃって

その罪を ずっと
背負って行かなきゃいけない

…って すっごくキツいと思うよ?

だよね? ねぇ!
そうなの そうなの!

自業自得だろう。

事故を起こした人が
ちゃんと反省してるなら

その人のことも
考えてあげるべきだと思うけど!

やんのか お前。
え? やりましょうか?

(浩市) 偉そうに言いやがって
この野郎!

(芳子) はいはいはいはい…
おとうさんも温子も落ち着いて。

悩んでるのは 凜々子でしょう!

(浩市) どうすんだよ 凜々子!
(温子) どうすんの お姉ちゃん!

だから それを悩んでんでしょ!


来た!

お願いします。
(警官) はい。

どうですか~!

う~ん… 信号は見えません!

横断歩道の上も
まぶしくて よく見えません。

今度は フネさんの場所へ
移動します!

お願いします!

どうですか~!

見えます
相原さんの姿が はっきり!

やっぱり
眩惑は起きていたんですね。

信号が見えなかった時に
すぐにバイクを止めていれば…。

後から何百回 後悔したって遅い。

それが交通事故なんです。

(犬の鳴き声)

わっ! かわいい。
(矢部) こら! すいません。

こいつ 美人に目がないんです。

やだ! 美人だなんて そんな…!

何か あったんですか?

あぁ あの事故の
実況見分をしてるんです。

あぁ… あぁ あの事故。

確か 赤信号を歩行者が渡ってて
はねられたんですよね?

えっ?
事故を見たんですか?

いや 僕が見たわけじゃなくて
聞いたんです。

(2人) 誰からですか!?

(矢部) 何か 怖いなぁ…。
あっ すいません。

最初から 順序立てて
話していただけますか?

はい あの日 犬の散歩の途中

この先の交差点で
信号待ちしてたら…。

救急車のサイレン

事故かなぁ…

(男)バイクが おじいちゃんを
はねたんですよ

え!? ひどいなぁ
(男)いや でも…

そのおじいちゃん 赤信号なのに
横断歩道 渡ってたんですよね

あぁ… そうなんだ

じゃあ その男の人は
事故を見たんですね?

だと思います。

知っている人ですか?
いえ。

どんな人でしたか?
特徴を教えてください!

髪形とか年齢とか服装とか…!
近いです。

えっと… 顔は覚えてないんですが
確か

京浜大学の学生だと思うんです。
京浜大学。

ジャージー着てたんですよ
この辺で よく見掛ける。

胸に 大学のマークが
入ってたような…。

これですか?

あぁ これです これ!

相原さん!
はい。

その学生 捜しましょう!
そう来ると思ってました。

♬~

横浜地検港南支部の竹村です。

さて… どうしましょう。

ふた手に分かれましょう。
え?

私は こっちから聞いて回るんで

相原さんは こっちから
回ってください。 はい。

では行きましょう。

すいません ちょっといいですか?
あの… 4月10日の朝

六角町の交差点で交通事故を
見た人を知りませんか?

見た?
(男子学生) いや 見てないね。

知らないっすね。
あぁ… そうですか。

ありがとうございます。
ちょっと伺いたいのですが。

バイクの事故を目撃した人を
捜してまして。

ここの大学のジャージーを
着てたそうなんですが。

(男子学生) 知らないです。
(男子学生) 知らないです。

ジャージーを
着た人らしいんですが…。

ジャージーを着てるのは 大抵
体育会の奴だと思いますけど。

体育会?
(男子学生) はい。

体育会! ありがとうございます!

バイクの事故を目撃した人を
捜してるんですが。

(男子学生)
いや~ 知りませんね~。

ありがとうございます。

ハァ…。

行くぞ!
おう!

(部員達)
イチ ニ! イチ ニ…!

あの すいません!

あの… 4月10日の朝
事故を見た人いませんかっ!

(部員達)
イチ ニ! イチ ニ…!

う~…!

ハァ ハァ ハァ…!

あの~~!

(部員達) イチ ニ そ~れ…!
あの…! 4月… 10日…!

事故を見た人いませんか~!

(部長) すいません。
はい。

(部長) うちの部員 全員に
確認しましたけど いませんね。

あぁ そうですか…。

念のため クラスの奴とかに
聞いてみましょうか?

お願いします!

(部長) ちょっと やってて。

あっ… あっ!

あ~! あの~!
あの~ すいません…!

体育会の部は
ほとんど当たりましたよね?

はい… 全滅です…。

よし!

もう少し
捜す対象を広げてみましょうか。

ここの学生
1万人以上いるそうですよ。

1万人!? ハァ~…!

もう掲示板に 張り紙でも
してもらいましょうか。

それじゃ 一体
いつ見つかることやら…。

(部長) ≪検事さ~ん!≫

いた! いましたよ 目撃者!

ホントですか!?

何部だったんだ?

あなたが目撃者の近藤将太さん?
(近藤) あっ はい。

ランニングしてたっていうから
てっきり体育会系の人かと…。

ハハ… 鉄道乗ったり
写真 撮ったりするのも

結構 体力勝負なんです
だから 朝 よく走るんです。

分かります 分かります!
乗り鉄撮り鉄もね

体力と行動力 そして忍耐力
必要ですもんね! ハハハ…。

これね 国鉄の職員がした時計…。
相原さん?

昭和48年の…。 相原さん!
はい!

何で そんなに詳しいんですか?

(せき払い)

事故を見た時のことを
詳しく話していただけますか?

はい。

あの日 いつものように走ってて。

衝突音
(近藤の声) 後ろのほうで

ドンって 大きな音がしたから
振り返ったんです。

そしたら…。

ホントですか?

歩行者側の信号が
赤だったんですね? はい。

その後 バイクに乗ってた人が

自分で
通報してるのが見えたんで…。

すいません!
何もしないで行っちゃって。

いえ。

彼の証言通りなら 佐藤忠徳さんは
赤信号で横断歩道を渡っていた。

被害者側にも
過失があることになりますね。

横断歩道の信号は
青だったんですね?

佐藤フネさんがウソをついていた
ということにもなります。

フネさんに確かめましょう。

検事。

はい。


お呼び立てして申し訳ありません。

1つ 確認させていただきたい
ことがあります。

何ですか?

あの… 事故の時

ご主人が渡っていた
横断歩道の信号なんですが…。

青だったと
おっしゃっていましたよね?

間違いないでしょうか?

どうして そんなこと聞くの?

あの… 実は
事故を見たという人がいて

その人は 横断歩道の信号が
赤だったと言うんです。

すいませんが もう一度 よく
思い出していただけませんか?

何よ!
え?

青だって言ったら青だよ!

あんた達 おとうちゃん殺した人の
肩 持つ気かい?

そんなんじゃ ありません!

勝村 弘は まぶしくて
前が見えなかったのに

そのままバイクを走らせて
ご主人をはねてしまった。

それは大っきな罪です。

彼には
きちんと罰を受けてもらいます。

当たり前だよ そんなこと!
ただ

その時 歩行者側の信号が
赤だったのか 青だったのか

それによって
彼の受ける罰は変わります。

だから 確かめたいんです。

どうして
事故を起こした人のために

そんなに 一生懸命するんだよ!

おとうちゃんは殺されたんだよ!?

早く あの男を
刑務所に入れとくれよ!

フネさん。

私は
まだ 検事になって間もなくて

偉そうなことは言えませんが。

被害を受けた方だけではなく

加害者側にも人生があります。

罪を償った後の人生が。

検事の判断は 人の人生を左右する
大っきな大っきな判断です。

だから ホントに何があったのか

できる限りの真実を
調べてからではないと

簡単には決められません。

ですから…。
あんたの仕事がどうとか

私には関係ないの!

うっ…!
えっ? フネさん?

大丈夫ですか?
平気 ほっといて!

ハァ… ハァ… ハァ…。

あ~ やってしまいました…。

信号のことは フネさんにきちんと
確認する必要がありました。

でも ご主人を亡くして
傷ついてる人に

あんな言い方するんじゃ
なかったんです。

被害者が青信号で渡っていた
っていうのは

恐らく
奥さんのウソなんだろうなぁ。

目撃者の大学生が ウソをつく
理由がありませんもんね。

事故で夫を奪われたんです。

犯人を許せない気持ちが強くて
夫の落ち度を認めたくないのは

心情的には理解できますけどね。
そうですよね。

でも
このまま勝村を起訴することが

正しい判断だとは思いません。

なら どうするんだ?

分かりません。

あっ…
大塚さんなら どうしますか?

公判請求をして禁固刑を求刑する。

歩行者側の信号が赤だろうが
青だろうが

被疑者が
前方確認ができない状態で

そのまま直進した罪は変わらない。

きっちり裁判にかけるべきだ。

♬~

ハァ… フネさん大丈夫かな…。

ハァ…。

ねぇねぇ
これ ちょっと食べてみて はい!

フフ… 新作のあんかけ茶巾豆腐!
ふ~ん。

いただきます。

ん! うんうん おいしい!
よかった!

ショウガが効いてるでしょ?
うん 効いてる効いてる。

何か 元気出て来そう。
(芳子) でしょ~?

(フネ)おとうちゃんが
いなくなってから

何にも する気がしなくなって

あっ そうだ。

フゥ… よし。

おはようございます!

昨日は 申し訳ありませんでした。

んなことは もういいよ。

何? 朝っぱらから。

今日は 仕事じゃなくて来ました。
え?

フネさん
ごはん ちゃんと食べてます?

あんたに関係ないだろう?
あぁ… あの これ。

これを ぜひ食べてもらいたくて
持って来ました。

うちで作ってる お豆腐です。

検事さんの家 お豆腐屋さんなの?
はい。

うちのお豆腐は
日本一おいしいお豆腐なんですよ。

うん… おいしい。

豆の味が しっかりしてる。

フフ… よかった~。

珍しいねぇ
今どき
こんな手作りのお豆腐。

はい。

父と母と 妹も一緒に
毎朝3時起きで作ってるんです。

父は とにかく
大豆のこだわりが強くて

いろんな品種の大豆を

自分で選んで
ブレンドしてるんです。

同じ。
ん?

うちの おとうちゃんもね…
米選びには うるさくて。

ちょっとでも
気になることがあると

契約農家に足を運んで…。

おとうちゃんの焼いた お煎餅

おいしいんだよ。
へぇ…。

(フネ) 食べてみる?

あっ いや… あの…。

これはね 売り物じゃ ないの。

途中で割れたやつ
でも味に変わりはないから。

あぁ… それじゃあ ありがたく。
うん。

いただきます。

うん… おいしい! うん!

お米とお醤油が香ばしくて
何枚でも行けちゃいますね!

ありがとう。
うん!

おとうちゃんも喜ぶよ。

煎餅 煎餅 煎餅…。

煎餅ばっかりの人だったからねぇ。

顔も煎餅みたいでしょ。

え~? そうですか~?

顔だけじゃなく
中身も煎餅みたい。

まぁ~ そりゃ頑固でねぇ。

うちのお父さんと同じです!
あぁ そう?

初めは いっぱい ぶつかって。

もう こんな人とは
やって行けないって思ったけど

気付いたら50年だもんね…。

う…。
フネさん?

ちょっと
胸がいっぱいになっちゃって…。

大丈夫ですか?

(勝村)大丈夫ですか?

どうかしました?

あっ う… ううん 何でもない。

あの人 どうなるんだい?

勝村さんのことですか?

それは まだ…。

でも 裁判にかけて

きちんと罪を償ってもらうことに
なると思います。

そう…。

あの人 料理人なんだよね。

ええ… はい。

まだ見習いだって
言ってましたけど。

それが…?

(フネ) ううん いいの。

お邪魔しました。

♬~

♬~

♬~

歩行者側の信号が
赤だったのか 青だったのか

それによって
彼の受ける罰は変わります

加害者側にも人生があります

罪を償った後の人生が

おとうちゃん…。

ハァ…。

あぁ~~~…!

悩んでますね 竹村検事。

悩むのも仕事なんだろ。

(榎戸) 竹村検事。

これ 下で預かったんですけど。

佐藤フネさんが来たんですか?
ええ。

竹村検事に会って行くように
勧めたんですけどね

これだけ渡してもらえばいいから
って 帰っちゃいましたよ。

フネさん…。


あぁ~~! 相原さん!
おぉ~…!

あの… あの…。
どうかしましたか?

ちょっと出て来ます!
え?


(フネの声) 「どうしても

検事さんにお伝えしなければ
いけないことがあって

筆を執りました。

私 ず~っとウソをついてました」。

♬~

(フネの声)
「事故の時 主人は本当は

青信号が点滅しているのに
横断歩道を渡り始めたんです。

私は
動悸がして立ち止まりました。

すぐに 信号は赤に変わって。

そうしたら 横断歩道を渡った
主人が振り向いて

早く来いと 手招きしながら
こっちへ戻って来たんです。

その直後に…」。
あっ!

(フネの声)
「主人は はねられました」。

おとうちゃん!

おとうちゃん おとうちゃん!
(忠徳)あぁ… あぁ…

(フネ)おとうちゃん!
(忠徳)あぁ…

(フネ)おとうちゃん! あぁ…

おとうちゃん…!
(忠徳)あぁ~…!

おとうちゃん!
大丈夫ですか…

おとうちゃん!

おとうちゃん!

ねぇ…!

ねぇ おとうちゃん!

ねぇ…
(忠徳)あぁ… あぁ…

(勝村)あ… あの!
事故を起こしました!

え? 場所? えっと…

あっ 六角町…
五丁目13の交差点です

す… すぐ来てください!

お願いします お願いします…

(フネ)おとうちゃん!

おとうちゃん!
おとうちゃん…!

(フネの声)
「名前を呼び続けるうちに

胸が苦しくなりました。

そうしたら 勝村さんが…」。

大丈夫ですか?

(勝村)救急車… あとちょっとで
来てくれますから…

もう少しだけ…
もう少しだけ待ってください

ごめんなさい!

本当に ごめんなさい!

本当に ごめんなさい!
ごめんなさい…!

(フネの声)
「ず~っと忘れていましたけど

勝村さんは あんな状況の中で

主人にも 私にも

できる限りのことを
してくれたと思います」。

(勝村)ごめんなさい!

(フネの声) 「主人だったら
きっと こう言うでしょう。

『おい フネ

いつまでジメジメしてんだ。

あの若者だって

何も 悪気があって
俺を はねたわけじゃないんだぞ。

あの人の将来のことも
ちゃんと考えてやれよ』って。

だから お願いです」。

(フネの声) 「どうか 勝村さんを

あまり厳しい処分に
なさらないよう

遺族として

お願い申し上げます。

佐藤フネ」。

♬~

♬~

♬~

勝村 弘は 略式請求
罰金刑としたいと思います。

(梅宮) 公判請求はしない
ということだね? はい。

人ひとりの命が奪われている。

そのことを十分に考えた上での
判断かな? はい。

判断の理由は いくつかあります
まず

被害者に 信号を守っていなかった
という過失があったこと。

被疑者の反省の度合いが深いこと。

事故後の対応に
誠意が見られたこと。

そして 遺族から

処分を軽くしてあげてほしい
という嘆願書が出されたことです。

被疑者に同情した?
違います。

罪を犯した人に対して
たとえ同情しても

心を鬼にして 刑罰を
与えなければならないのが

検事の仕事だと思っています。

でも同時に 罪を犯した人を
できるだけ早く更生させて

社会に復帰させることも また

検事の仕事だと思います。
うん。

勝村 弘は 更生を期待できると
判断しました。

うん。

うん。

ご苦労さまでした 竹村検事。

はい!

お疲れさまです。

私は何にもしていません。

ただ フネさんと勝村さんの間で
迷って悩んでただけで。

フネさんからの手紙に
全て助けられました。

いいんじゃないですか。

え?

検事が たくさん悩んだ。

あきれるほど悩んだ。

その思いが

少なくとも フネさんには
届いたんじゃないでしょうか?

相原さん…。

でも今回だけです。

いつも こんなふうに悩まれては
一向に仕事が終わりません。

はい 努力します。

あっ でも…。

約束は できませんよ?

約束なんか しなくていいですよ
どうせ守れないんだから。

(キーボードを打つ音)

♬~

こんにちは。
(フネ) いらっしゃい。

あら! 検事さん!

お店再開
おめでとうございます。

今日は いろいろ
買いたいと思って来ました。

ええ
ゆっくり見てって!
あ 堅焼き煎餅なんか どう?

うちの 一番人気。
へぇ~ いいですね!

こういうのもあったんですね…。
≪これでいいんですか?≫

勝村さん?

おとうちゃんに
お線香 上げたいって言うから

手伝ってもらったの。
あっ そうだったんですか!

ちょっと お茶入れて来るわね。
あぁ…。

レストランの仕事
続けられることになって

よかったですね。
はい。

フネさんや
検事さんのおかげです。

本当に ありがとうございました。

勝村さん。

大切なのは これからです。

勝村さんが どう生きて行くか。

情状酌量を申し出てくれた

フネさんの気持ちを
忘れないでください。

はい。

ただいま~。

お土産のお煎餅あるよ。

あら? お客さん?
(温子) お姉ちゃん おかえり!

あのね
やっとお姉ちゃんに紹介できる!

私の婚約者!

こ… 婚約者?
うん!

私の婚約者の 後藤公一さんです!

後藤です!

えぇ~~~~!?

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