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西郷どん(14)「慶喜の本気」ドラマの原作・キャストは?(見逃した方はネタバレ注意)

『西郷どん(14)「慶喜の本気」』のキーワード出現数BEST10

  1. 一橋様 25
  2. 上様 20
  3. 公方様 16
  4. 左内 16
  5. ヒー 13
  6. 将軍 13
  7. 慶喜 12
  8. 友好 12
  9. ヒー様 11
  10. 幾久 11

『西郷どん(14)「慶喜の本気」』の番組内容&EPG情報の引用(ネタバレ注意!)

(斉彬)そなたの まことの役目は

江戸城 大奥に入り
次の将軍は一橋公にと

お決め下さるよう
公方様のお心を動かす事。

<斉彬からの密命を帯びた篤姫
吉之助の尽力により

将軍 家定のもとに
輿入れを果たしました。

 

吉之助(鈴木亮平)は橋本左内風間俊介)と一橋慶喜松田翔太)将軍擁立運動を進めるが本人は固辞。大奥では一橋派の思惑を知った本寿院(泉ピン子)は大激怒する。

詳細情報
番組内容
アメリカ総領事ハリスが将軍家定(又吉直樹)に謁見するが、幕府は対応策がなく混迷を極めていた。江戸に戻った吉之助(鈴木亮平)は橋本左内風間俊介)とともに一橋慶喜松田翔太)将軍擁立運動を進めるが、慶喜は将軍になることを固辞。大奥では篤姫の嫁入りに一橋派の策謀があったことを知った本寿院(泉ピン子)は大激怒。吉之助と左内は八方塞がりとなる。さらに井伊直弼佐野史郎)が放った刺客が慶喜に迫っていた。
出演者
【出演】鈴木亮平瑛太風間俊介高橋光臣北川景子松田翔太高梨臨又吉直樹泉ピン子佐野史郎渡辺謙,【語り】西田敏行
原作・脚本
【原作】林真理子,【脚本】中園ミホ

 

しかし 慶喜擁立の要である
老中首座の阿部が急死>

(吉之助)阿部様が…!

阿部殿が亡くなられた今
次の将軍に慶喜様を推す件は

一旦 取りやめに
せざるをえんな…。

篤姫様がおられもす!

篤姫様は 殿の命に尽くそうち
しておられもす。

そん思いは
おいも同じでございもす!

<事態の急変を受け

吉之助は
正助と共に熊本を訪問したあと

単身
江戸に向かう事になりました>

(正助)吉之助さぁ 熊本の御重役や
先生方に紹介してもろうて

ほんのこて
よか勉強にないもした。

おいは 正助どんが
わっぜ勉強しちょったで

ひったまがったど。
んにゃ 初めて薩摩を出て

自分が どんなに小さか考えの中で
生きちょったか

痛いほど分かいもした。

おいたちのお殿様は
いかに すごかお人か

他藩の人に教えられて
やっと分かった気がしもす。

お殿様の目指す国のため
互いに気張って働きもんそ!

おいは薩摩で気張っで
吉之助さぁは江戸で!

ああ。

♬~

♬~

♬~

♬~

♬~

<アメリカ総領事の
タウンゼント・ハリスは

日本との通商条約締結の
足掛かりを得るため

再三にわたって
将軍 家定との謁見を強く要求。

多くの幕閣たちが反対する中

家定様は とうとうハリスに
お会いする事になりました>

(英語で)

(床を踏み鳴らす音)

(家定)遠国よりの書簡を
うれしく思う。

幾久しく友好を保ちたいと
大統領に申し述べるべし!

幾久しく友好を保ちたいと
大統領に申し述べるべし!

(家定)幾久しく友好を保ちたいと
大統領に申し述べるべし!

幾久しく友好を保ちたいと
大統領に…。

幾久しく友好を保ちたいと
大統領に…。

「幾久しく友好を保ちたいと

大統領に申し述べるべし」と
申したぞ。

(篤姫)ご立派でございます。

(幾島)御台様と
何度も御練習あそばされた

たまものでございますね。
(家定)御台 どうじゃ?

はい うれしゅうございます。

御台が笑うと 余もうれしく思う。

上様 そのように私の事を…。

御台とも
幾久しく友好を保ちたいものだ。

幾久しく友好を…。

幾久しく友好を保ちたいものだ。

上様
ありがたき幸せにござりまする。

友好を保ちたい。

<うつけのように伝えられていた
家定でしたが

輿入れから1年ほどがたち

篤姫は 次第に心を通わせるように
なっていました。

一方 吉之助は
江戸に着くと すぐに

斉彬の書状を
松平慶永のもとに届けました>

江戸での事は全て
この越前に任せると。

ついては 西郷を存分に
お使いなされて結構とある。

はい 存分にお使い下さいもんせ。

(慶永)存分に使う。
はっ。

しかし 阿部様亡き今
一橋様の擁立は

壁が あまりにも高いのでは
ないかと。

壁でございもすか。

(慶永)ハリスの要求を拒めず

公方様との謁見を許した事は
そちも知っておろう。

(ため息)

それを聞いた水戸様は…。

(斉昭)異国との通商など

もっての外だと
何度申せば分かる!

貿易をするならば
日本国の外で行うのだ!

はあ… いや
そうは申しましても…。

そういう弱腰だから
ハリスをつけあがらせるんじゃ!

百万両くれれば
わしが浪人 町人を引き連れて

メリケンに乗り込もうぞ。
え~…!

(慶永)老中首座となられた
堀田様は なんとも頼りなく

水戸様を抑える事ができぬ。

幕閣内での水戸様の評判は
悪くなる一方だ。

ついには 水戸様が公方様を毒殺し
息子の一橋様を

将軍に据えるつもりだとの噂まで
流れておるわ。

まさか… 水戸様が そげな事を
お考えになっはずがあいもはん!

当然であろう。

(左内)恐らく
紀州の慶福様を跡継ぎに推す

彦根藩の井伊様が
そのような噂を流し

ご自身の味方を
増やそうとしているのです。

井伊様が…。

(慶永)阿部様がおらぬ今
御台様も

さぞ ご苦労なさって
おいでだろう。

西郷 左内と力を合わせ
一橋様擁立に向けて

諸藩の大名を説得する方策を
考えてほしい。 はっ。

しかし 一橋様は
いまだ将軍になる事を

固辞しておられるとか。

そんとおりでございもす。

なんとかして 一橋様に
その気になって頂くのだ。

はっ!
はっ!

(慶喜)へえ~。 あの牛男
また江戸に戻ってきたのか。

(ふき)牛じゃなくて
西郷様ですってば。

1年ぶりにいらしたのに
お好きな鰻も注文しないで

何してるのかしら? ずっと
あの先生と籠もったきりで。

どうせ ろくな相談じゃあるまい。

(左内)
これが一橋様の「言行記」です。

ついに出来上がりもしたか。
はい。

(左内)これを
幾島様や諸藩の藩士に渡し

いかに一橋様が英邁な御方かを
広めて頂きましょう。

じゃじゃ!
こいは立派な書じゃ!

よう ここまで
一橋様について調べもしたな。

一橋様を よく知る御方から
お聞きした話を かき集めました。

何の相談だ?
(2人)一橋様…!

貸せ。

「一橋公は幼い頃から 武士として
利き腕の右手を守るために

右手を下にして寝る習慣を
つけるべく…」。

俺の寝相が悪かったから
親父が無理やり そうしただけだ。

西郷 ほかに何が書いてある?
はっ。

「幼か頃より 座敷牢の中で
勉学にお励みになり

少しでも休むと
指に おきゅうを据えられた」。

それから?
「漁師の網を うまく投げるのに

だいでも3年はかかっところ
ひとつきで習得なされ

皆を驚かせた」ち。

全て大嘘だ。
あの親父が作った 作り話だ。

水戸様の…!?

こんなものを作ったところで…

クソの役にも立たぬわ。
ないをなさる!?

あっ! そ… そいは…。

ああっ!

あいは 左内どんが命を懸けて…。

お前たちが命を懸けようが
懸けまいが

俺は将軍になどならん。

そいでも
なって頂かねば困りもす!

一橋様には こん国を
守ってもらわんといけもはん!

こんな志もない
どうしようもない男が

この国を異国から
守れると思うか?

畏れながら 一橋様は
異国の脅威を知っておられる。

だから 逃げておられる。

その一橋様こそが公方様になられ
この国を強くできるのだと

そう信じております。

もうよい。

一橋様!
また お逃げになりますか!?

おい これだけは言っておく。

ここでは ヒー様と呼べ。

もし 一橋様と呼ぶなら

今後 気安く話しかける事は
許さぬ。

よいな!

(戸の開閉音)

僕は こんな事では諦めません。

おいもじゃ。 じゃっどん
左内どんの苦労が水の泡じゃ!

吉之助殿。

ないを?

ん!

こいは…。

写しは いくらでもあります。

抜かりはございませぬ!

左内ど~ん!
吉之助殿~!

(笑い声)

さすがじゃ~!

<それから程なく
薩摩にいる斉彬から

幕府に建白書が提出されました。

そこには 国難を乗り切るために

将軍継嗣問題を
直ちに解決すべきだと

主張されていました>

さすがは薩摩守
この難局を乗り切るためには

慶喜こそが
次の公方様にふさわしいと

言い切りおったわ。
(笑い声)

(松平忠固)水戸様 このような事が
許されると お思いか!?

いくら正統といえども
まだ幼い紀州の慶福殿には

荷が重すぎると
はっきり言ってやれ 越前。

(慶永)いや もはや
申し上げるまでもなき事かと。

(斉昭)ほう。
ハハハハ! そのとおりじゃ。

(水野忠央)御隠居様!
許せぬのは 薩摩守が堂々と

将軍継嗣の事に
口を出しておる事にございます。

のう? 堀田殿。
は? いや… 確かに

これは まことに ゆゆしき事かと。
(斉昭)堀田!

その方は どちらにつくか
聞かせてもらおう。

どちらと言われましても…。

はっきりせんか はっきり!

(忠固)水戸様! 今はそういう事を
申しておるのではございません。

薩摩守ごとき外様が
建白書を出すなどとは許し難き事。

♬~

<一方 斉彬の建白書の事を知った
吉之助は…>

お前たちが命を懸けようが
懸けまいが俺は将軍になどならん。

(左内)吉之助殿。 吉之助殿!

はっ。 筆が止まっております。
ああ すまんじゃった。

では 明日
写しを藩邸にお持ちします。

お願いしもす。 では。
では。

♬~

待たんか!

わいは あん時の…。

うわっ…!
何者じゃ!?

待たんか!

何じゃ わいは!?

だいの手先じゃ?

(長野)西郷吉之助殿。 わいは?
御同道 願おう。

当家の主が 貴殿を呼んでおる。

主…?

井伊掃部頭様。

(井伊)招いた客に
毒を盛るなどという

不粋なまねはせん。 さあ 一服。

うんまか。

フン。 作法は知らぬが
味は分かるか。

こん器も
まっこて よか器でごわす。

ほう そうか。 確か 御台所様
輿入れの道具をそろえたのは

お前であったの。

磯田屋とかいう店に出入りし

一橋殿に近づいておる事も
分かっておる。

わしの見るところ
逃げてばかりの男に

次の公方様が務まるとは
到底 思えぬがの。

じゃっどん 別の見方をすれば

あん一筋縄でいかんお人なら

異国が相手でも
そう やすやすと言いなりには

ならんとではごわはんか。
ほう。

今 こん国は
変わらんといけもはん。

異国と対等に向き合うためには

一橋様が
なくてはならんとでごわす。

お分かりにないもはんか?

これは恐れ入った。

おい この男
わしに講釈をたれおったぞ。

さすがは薩摩守様のお庭方ですな。

身の程をわきまえぬ
無礼な振る舞いまで

主君と同じにございますな。

なんち…。
言うたとおりだ。

殿を愚弄なさっおつもりか。

我が殿は こん国を守るために

必死で国を変えようち
なさっておらるっとじゃ!

変えるじゃと? この国には
変えてはならぬものがある。

戦国の世より250年
この国の安泰を保ってきたのは

徳川宗家である。

今 我らが守るべき国は
徳川のお家そのものじゃ。

徳川のお家そのもの…。

異国が迫っておる今だからこそ
何も変えてはならぬのじゃ。

世を乱してはならぬのじゃ。

それを 外様風情が
余計な事をしおって。

徳川に弓引く者は 皆 敵じゃ。

ところで 西郷。

お前なら 薩摩守殿の動向や書状を
つぶさに知っておろう。

(長野)そちらの内情を
こちらに売ってくれぬか。

悪いようには致さぬ。 慶福様が
公方様になられた暁には

当家の家臣として取り立て…
そうじゃ

身内の者も皆 江戸に呼び寄せれば
よいではないか。 のう?

御意。 弟御や妹御
熊吉とか申す下僕の男も全て

貧しい暮らしから
助け出してやれる…。

(大声で)薩摩まで行ったとか!?

家の者に ないをした!?

何もしておらぬ。 まだ 何もな。

わしに力を貸せ 西郷。

こいは驚きもした。

井伊掃部頭様ともあろう御方が

こげな脅しをされっとでごわすか。

こげな腐った連中に

守られちょっ将軍家も
危なかでごわんどなあ!

今 そいが はっきり分かいもした。

おいたちは
全く よってたつ立場が

違ちょいもす!

失礼致しもす。

西郷! このまま
ここから帰れるつもりか?

(井伊の笑い声)

やめい。 わしの招いた客じゃ。

西郷 面白かった。

じゃがのう いつまで そんな
きれい事を言っておられるか。

世間の泥水を
たっぷりと飲むがよい。

ここの茶のうまさが
身にしみて分かるであろう。

御免被りもす。

(戸が開く音)

<建白書の写しは
大奥にも出回り

波紋が広がっていました>

一大事じゃ!

一橋慶喜
水戸の隠居の子ではないか。

(歌橋)慶喜様が次の公方様に
おなりあそばすような事あらば

水戸の御隠居様が 奥にまで
乗り込んでこられる事も

あるやもしれませぬ。
ならぬ!

水戸は大奥にとって
災いに ほかならぬ。

次の公方様に
慶喜をさせてはならぬ!
はい!

もしや
公方様と御台所様の縁組みは

最初から このようなたくらみが
あったのでは?

おのれ 薩摩守

おのれ 御台所め!

(幾島)建白書やなんて
何をお考えあそばしますのやろ

お殿様は! あ~ 今度ばっかりは
私にも分かりません。

もしや 私が いまだ上様に
慶喜様の事を話せておらぬ事に

しびれを切らされたのでは
なかろうか。

もし そうやと致しましても

ひと言ご相談があって
しかるべきです。

こんな事されたら御台様の周りが
敵ばっかりになってしまいます!

既に お怒りになった本寿院様が

上様のお渡りを
阻んでおられるとか。

上様にお会いできんとなったら
もう手ぇも足も出ません…。

(家定)御台。

会いに参った。

(2人)上様!

御台 息災か?

はい 息災にございます。

お会いしとうございました。

余と御台は 幾久しく友好じゃと
申したであろう。

はい。
私も味方にお入れ下さいませ。

ん?

上様 幾久しい友好のために
お願いしたき儀がございます。

うん。

上様の
次の公方様の事でございます。

ん?

お許しがあれば 一橋慶喜様を
上様のご養子に迎えられ

次の公方様に据えられては
いかがでございましょう?

嫌じゃ! 一橋は好かん。

聞きとうない。
お待ち下さい。

一橋様は
この国を守って下さいます。

この国の民も 無事息災。

無事息災…。

はい 一橋様ならば。

姫も ずっと息災でいられる
という事か。

はい。 上様も
この国の全ての民も。

息災のう。

そのためには 一橋様に

上様の次の公方様に
なってもらわねばなりません。

う~ん。

上様!
こんな所においででしたか。

(家定)一橋にする。
何がでございます?

余の次は 一橋じゃ。

上様 何をおっしゃって
おいでですか!

(家定)余は決めた。
上様! 上様!

(家定)うるさい。 決めたのじゃ。
上様! (歌橋)上様!

上様!
(本寿院)上様!

はぁ 御台様
あっぱれでございます!

<慶喜将軍継嗣の事が
ついに動き始めたのです。

ところが
当の御本人は どこ吹く風…>

♬「トチチン トチチン チリチリチン」

ヒー様。

そうだ ヒー様だ。

俺は ここではヒー様なんだ。
やぼな話は持ち込むな。

事は 刻一刻と
変わっているのです。

知らせによると公方様が
ついに次の将軍に一橋様を…。

黙れ!

うつけの公方が何と言おうと
俺の気持ちは変わらぬ。

おい 左内。
はっ。

捨てたはずなのに
何で こんなものが出回ってる?

写しは いくらでも作れます。

国を変え 民を守るために
あなた様も命を懸けてたもんせ!

冗談じゃない。
お前たちの命と俺の命は違うんだ。

さよう あなたは
将軍になるべく生まれたのです。

ならんと言っておるだろ。

待たせたな。

ヒー様 お待ちしておりました。

(一同)お待ちしておりました。

あんなに
西郷様らに追いかけられて…。

一体 何者なんですか? ヒー様は。

♬~

人殺し… 人殺しだ!

助けてくれ!

ヒー様 どげんなさった?
(左内)ヒー様!

(慶喜)人殺しだ!
俺を殺しに来たんだ!

(幻之丞)どけどけ!
ヒー様 早くお逃げ下さい!

おう!
わいが…!

♬~

(荒い息遣い)

わっ!

(慶喜)何者だ!?

ヒー様!

チェ~!

吉之助殿!

(左内)ヒー様!

ヒー様!

♬~

ヒー様!

(荒い息遣い)

吉之助殿。

人間の血ちゅうとは
熱かもんじゃな。

絶命しています。

あっ… ああ…。

(叫び声)

ああっ…!

死骸の始末をつけなきゃな。

(左内)この男 前にも磯田屋で
立ち聞きしていましたね。

薩摩なまりで面をつけて。

(慶喜)妙だな。
薩摩の人間が なぜ俺を殺す。

違いもす。 彦根の回し者でごわす。
(左内)彦根の?

(ため息)

これだから嫌なんだよ。

お前たちの殿様が
俺を祭り上げるから

彦根なんぞに
命を狙われたんじゃないか。

左内 手を貸せ。
はい。

(川に落ちる音)

(慶喜)長居は無用だ。

おい! 俺を殺しに来たやつに

まさか情けをかけてんじゃ
あるまいな!

あん男にも
命を懸けた主君がおらるっ。

(涙声で)帰りを待っちょっ
親兄弟もおっとじゃ。

一人の人間の命を
おいは奪ってしまいもした。

おいは人殺しじゃ!

(慶喜のため息)

だから 俺は天下国家に
関わりたくないって言ってんだ。

俺が将軍になったら 世は乱れて
もっと多くの血が流れる。

(左内)しかし このままでは

日本は 異国に
のみ込まれてしまいます。

そうなったら
血が流れるどころでは済みません。

この国が死んでしまいます。

一橋様を お救いするため
西郷殿は よくやったと思います。

そうだな。 俺の命を守ったと
薩摩守に褒めてもらえ。

♬~

あなたの命と…

あん男の命は同じじゃ。

西郷 何を申すか!
じゃっどん あなたは…!

国を変え 多くの民を救える力を
お持ちでごわす。

そいでも また逃げるち
言わるっとじゃったら

あん男も浮かばれもはん。

♬~

よし 行くぞ。 ついてこい。

これはこれは 一橋様。
かように朝早く なぜ当家に?

驚いたであろう。
まさか俺が生きてるとはな。

そっちが刺客を
差し向けてきたからには

よっぽどの用があると思って
わざわざ来てやったんだ。

御用と申せば 畏れ多くも
公方様におかれましては

次の将軍に一橋様を
御指名なされたとの由

それでも一橋様は 将軍職を
お断りなさるのですかな?

だったら 何だって言うんだ?

私に一案がございます。

言ってみろ。

紀州 慶福様が公方様に
なられました暁には

一橋様に その紀州
差し上げたいと。

ほう 紀州をくれる?

紀州藩も喜んで迎えるはず。
紀州といえば 55万石。

更には水戸に並ぶ御三家の一つ。
悪い話ではございますまい。

確かに悪い話ではない。

だが どうも気に食わぬ。

は?
何か お気に障りましたかな?

お前だ 掃部頭
は?

お前は いつから
そんなに偉くなったんだ?

どうして お前に紀州に行けなどと
言われねばならぬ?

つけあがるな!

徳川は お前のものではない。

これは ご無礼つかまつりました。

お前の言葉には命が籠もってない。

今の幕府で
この世の太平が守られると

本気で信じてるのか?

(大声で)この大バカ者!

分かった 俺が将軍になろう。

一橋様…!

ならなきゃしょうがねえだろ。

西郷 橋本 帰るぞ。

(2人)はっ!

♬~

<今宵は ここらでよかろかい。

西郷どん 左内どん
そして 慶喜様も

チェスト! 気張れ!>

殿~!
(幾島)上様が身まかられた!?

次代将軍は慶福様と定める。

出過ぎるでない!
(笑い声)

やっせんぼ。
(有馬)戦じゃ戦!

撃て!

おいは どこまでも… どこまでも
殿に ついてまいりもす!

今から お前は わしになれ。

徳川御三家の一つ
水戸藩ゆかりの地です。

九代藩主 徳川斉昭

日本最大の規模を誇る藩校
弘道館を創設。

藩士の子弟たちは
15歳になると入学が許され

武芸や先進的な学問を
ここで学びました。

斉昭の七男として生まれた
慶喜

そんな弘道館
幼少期から英才教育を受けました。

兄弟の中でも
活発で利発だった慶喜

頭角を現し やがて将軍候補として
期待されます。

弘化4年
十二代将軍 家慶の後押しにより

慶喜は一橋家の養子となります。

一橋家は 御三家に次ぐ家柄で
江戸城内に屋敷がありました。

名前の由来となった 一ツ橋には

ここが城内だった事をしのばせる
石垣が 今も残っています。

慶喜の将軍継嗣を巡る問題は

やがて幕府に大きな混乱を
巻き起こす事となるのです。