どらまろぐ

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植物男子 ベランダー 第2話「“盆栽ぎりぎり”の巻」ドラマの原作・キャストは?(見逃した方はネタバレ注意)

『よるドラ 植物男子 ベランダー(2)「“盆栽ぎりぎり”の巻」』のキーワード出現数BEST10

  1. 盆栽 20
  2. オーロラ 17
  3. 植物 12
  4. 野梅 10
  5. 火祭 8
  6. 幻玉 8
  7. バカ 7
  8. 先輩 6
  9. 剪定 6
  10. ウケ 5

『よるドラ 植物男子 ベランダー(2)「“盆栽ぎりぎり”の巻」』の番組内容&EPG情報の引用(ネタバレ注意!)

♬~

<俺は 自分勝手に植物を育てる
ベランダーだ>

<なぜ 俺が
「俺」という1人称を使うのか。

それは 植物好き イコール
優しくて いい人という

世間の誤った認識を
正したいからだ。

 

いとうせいこうの原作を元に、人間と植物の交歓をコメディータッチで描き、かつてBSで放送され人気を博したコメディーの第2話。お待ちかね!?あのアクの強い男が登場!

詳細情報
番組内容
都会の片隅で植物を育てる孤独な男「ベランダー」(田口トモロヲ)。春、彼はまるで野球の監督のように、植物たちの配置換えを行い、采配を振るう。今日もお気に入りの場所に置く鉢を買おうとなじみの花屋へ。いつもの店員さん(岡本あずさ)の制止も聞かず、彼が買ったのは小さな盆栽。その後、ベランダーの存在を揺るがす事件が!盆栽にうるさい先輩(松尾スズキ)がやってきた。「多肉愛の劇場」もお楽しみに!
出演者
【出演】田口トモロヲ岡本あずさ安藤玉恵谷内里早,渋谷さゆき,松尾スズキ,【声】入野自由能登麻美子江川央生沼田祐介緑川光
原作・脚本
【原作】いとうせいこう

 

何せ 俺は 世話は いい加減だし
知識も適当。

植物なんか 水さえやっときゃ
なんとかなる。

…が モットーの人間だ。

そんな自分勝手な野郎でも
植物を愛する事はできる。

それで 俺は あえて乱暴
「俺」という言葉を使っているのだ>

<ある日の事
そんな俺のアイデンティティーを

根底から揺るがす事件が起きた。

これは ベランダの平和を乱そうとする
脅威に立ち向かった

俺という男の闘いの記録である>

♬~

♬~

<4月 植物どもが
あまりにも元気なもんだから

俺は 相変わらず忙しい。

一応 物書きなんぞを
やってはいるが

もはや 本業が 何か
分からなくなるほどである。

あいつを ベランダに出して
こいつを 部屋に取り込んで。

こいつを 窓際に移動させ
あいつは 向こうのテーブルへ。

俺は まるで 野球の監督のように
采配を振るい続ける>

あっ 入んないよ。

<すると ソファーの横の棚に置く鉢が
無くなってしまった。

そこは 俺の休息に
最も貢献する場所で

お気に入りの鉢が 1つだけ
置かれなければならないと

決まっている。

だが 選手を
あちこち移動させているうちに

肝心のエースが
いなくなってしまった>

<どの鉢を置いても
しっくり来ない。

一旦 レフトに下げた選手を

今更 マウンドに呼ぶ訳には
いかないだろう。

それでは 高校野球だ。

俺のプロ意識が許さないのである>

♬~

<俺は 早速
なじみの花屋に向かった。

もちろん 目的は植物。

他意はない>

♬~

いらっしゃいませ。
あ… どうも 店長。

何? その残念そうな顔は。

いやいや!
何 言ってんですか 店長。

そんな 残念だなんて。
いいの いいの。 分かってるから。

楓ちゃん
ちょっと こっち お願い。

(楓)は~い。
いや だから
僕は 純粋に 植物を…。

いらっしゃいませ。
うわっ! あ…。

花粉症は 大丈夫ですか?
え? 花粉症?

あっ! ああ~。

おかげさまで 何か
すっかり 治っちゃって。 ハハハハ!

<…などと てれながら

俺の鋭い眼光は
既に 一つの鉢を捉えていた。

野梅だ。

花や枝も 小ぶりだが

香りのよさが特徴の盆栽である>

あの~ ひょっとして
野梅 気になってます?

あ… はい。
たまには いいかなと。

でも 盆栽は 手入れも大変ですし
ほかの鉢にした方が…。

そうですよね。

<確かに
盆栽という点は引っ掛かる。

俺には 全く 経験がないからだ。

しかし 野梅には
ほかの植物にはない

威厳と風格があった>

やっぱり これにします。
え… 大丈夫ですか? 本当に。

大丈夫ですよ。 ハッハッハッハ!
あっ。

あっ! すい… すいません。

<見くびらないでほしい。

俺は 都会のベランダー。

自分勝手に植物を育てる事には
自信があるのだ>

♬~

<俺は 家に帰り
早速 野梅を置いてみた。

すると どうだ。

こいつは 和の雰囲気を醸し出し

見る者に 落ち着きと安らぎを
与えてくれるではないか。

俺流采配 ズバリ!>

<こうして 俺は
しばらくの間 幸福感に浸り

野梅を眺めて 毎日を過ごした>

♬~

<「春眠 暁を覚えず」というが

俺の気分が すぐれないのは
なにも 眠気のせいだけじゃない>

♬~

<鉢植えの梅は
時期が過ぎたあとに

細かく剪定しなくては
ならない事は 知っていた。

ところが 俺は 花が落ちても

幻影の中で 在りし日の姿に
酔っていたのである。

おかげで 全ての枝が伸び
あられもない姿になってしまった>

<一体 どうしたものか…。

…と その時>

 

<誰だ?>

あ もしもし 僕だけど。

う~ん 久しぶり 久しぶり。

今 ちょっと
近くに来たもんだからさ

これから ちょっと
遊びに行ってもいいかい?

あ そう。 ありがとう。

あっ!

<花の名前が付いた名曲たち。
今回は この曲です>

♬「愛が終わる時
涙が こぼれたら」

♬「思う事はひとつ
みんな空が好きさ」

♬「まるで僕たちは タンポポの胞子」

♬「たわむれてるだけ 空の下で」

♬~

♬「レインコートに雨の雫が落ちて」

♬「笑顔浮かべた
君のことが好きさ」

♬「ラズベリーブルーの草原にでたら
くちづけを交わす」

♬「あまりにも強い風の中で」

♬~

♬「言葉より未来を信じた
あの頃の僕たち二人」

♬「大切な何かをなくして
ゆくような気がするよ」

♬「気付かないうちに
気付かないうちに」

♬~

<先ほど 電話で話していたのは
茂木梅吉といって

以前 勤めていた会社の先輩だ。

彼も 筋金入りのベランダーでは
あるのだが 俺と違うのは

盆栽専門という
その特殊性にある。

今 この状況においては

頼りがいのある人物と
いえるだろう。

だが 一つ問題が…>

(チャイム)

はい。
「僕だよ」。

はい 先輩
ちょっと お待ち下さい。

ああ ご機嫌よう。
はい これ どら焼き。

君 好物だったでしょう?
どうも すいません。

突然 お邪魔しちゃって
迷惑じゃない?

何なら ここで帰るよ。
あ いやいや…。

何 言ってんですか 先輩。
そんな事 言わず

ゆっくりしてって下さい。
そう。

そこまで言われるんだったらね
上がらせてもらうよ。

どうぞ どうぞ。
あ 先に行くんだ…。

はい。

ご無沙汰してます 先輩。

さっきから 先輩 先輩って言うの
それ やめてくれる?

僕は もう 君の上司でも
何でもないんだからさ。

あ… すいません。

あれ? スマホにしたんですか。

おう。
今 当たり前だろ この時代。

えっ? 君 まさか ガラケー
ええ まあ。

<実は 去年 流行に乗って
スマホを買ってはみたものの

使いこなせず
ガラケーに戻したという経緯がある。

それに 俺は

こんな小さな機械ごときに
縛られたくはない。

便利さは 時に
人を退化させるからだ>

へえ~ じゃあ
君 ツイートとかしないの?

ええ しません。
ふ~ん。

僕なんか
フォロワー 10万人もいてさ

ちょっと つぶやくと
リプが すごくて。

あ ちょっと待って。
今 面白い事 考えちゃった。

ツイートしようっと。 君さ
どら焼き ここに置いてくれる?

あ… はい。

(シャッター音)
よし 来た。

君 入る?
あ はい。

どら焼きなめの 君で。
(シャッター音)

え~ 「後輩の家で
どら焼きなう」と。

ねっ。
へ?

それだけ?
うん。 これだけ。

あ~ もう リプ来てる。

「どら焼きなうとか
ウケる~」だって。

ほら これ。
あ… ハハハ。

時々 「くそウケる~」なんて
言われてね。 ああ。

「くそ」なんて ちょっと その時は
腹立つんだけどね。

「くそウケた」なんてね。
「くそウケた」はね…。

「くそウケた」来ちゃった。
ああ。

しかし あれだね。 相変わらず
植物だらけだね 君の部屋は。

まあ 僕も
人の事は言えないけどさ。

あ どう? ベランダの方は。
そこそこ やってます。

あれ?

あれ 野梅じゃない?

あ はい。

あ… 君 このだらしない枝ぶりは
一体 どうしたもんかね。

こんな乱雑な鉢を
僕は 見た事ないよ。

剪定は してたのかい?

いや それが
ほっといたら こうなっちゃって。

ああ… 枝が泣いてる。
何が いけなかったんでしょうか?

君のせいだよ! 盆栽は そもそも
ほかの植物とは違って

繊細な手入れが 必要なんだよ。
すいません。

君は 旅行に行くのかね?
え? はい たまに。

植物は どうするんだ? その間。
ええ まあ

1日ぐらいなら 水やりしなくても
平気なんで こいつら。

こいつら!? 君 盆栽を
その辺の植物と一緒にするの

やめてくれないかな!
失敬じゃないか! すいません。

片ときたりとも 目を離しちゃ
駄目なんだよ 盆栽からは。

一に 剪定! 二に 剪定!

ほんの数mm 枝が伸びただけでも
その全体のバランスが崩れてしまう。

いわば 芸術品なんだよ!

あ… ホントに 申し訳ない。

<うん? 何で 俺は 茂木に
謝らなければならないんだ?>

僕なんかね 町内会の温泉旅行
毎年 欠席だよ。 毎年!

もう 何年 温泉に入ってない事か。
あげくの果ては

自宅の風呂に 全国から取り寄せた
入浴剤入れて

そこに お盆 浮かべてさ
一人晩酌なんかしたりして

エア温泉旅行してるんだよ!

バカみたい もう…。
はあ。

<結局 この人は
何に怒っているのだ?>

あ ごめん。
ごめん ごめん ごめん ごめん…。

温泉… いや 盆栽の事になると
つい 熱くなっちゃって。

気に障ったかい?
あ いえ… 大丈夫です ホントに。

でも どうだろう? 君。 ねえ。

この際さ 君も いい機会だから

本格的に
盆栽 やってみる気は ないかね?

盆栽は いいよぉ。
ああ…。

<出た。 茂木は 事あるごとに

俺を 盆栽の道に
引きずり込もうとするのだ>

盆栽…。
はあ…。

<いい加減な世話がモットーの
俺にとって

盆栽など できるはずがなかろう>

盆栽…。
あ…。

やめて…。
盆栽…。 あ…。

それじゃあ 僕は
これで 失敬するよ。

すいません。
お構いも できず。

気にしないでくれたまえ。
僕が 勝手に押しかけたんだから。

それじゃ…。

盆栽は いいよぉ~。

じゃ 失礼します。

(ため息)

(チャイム)

あっ。

「盆栽は いいよぉ~」。

♬~

<南アフリカから移り住んできた
多肉植物の幻玉は

その奇妙な形から
ツッパリたちに蔑まれていた>

(火祭)おい 邪魔だよ!

<唯一の親友 アボニアも
体のひねりが きき過ぎたのか

幻玉を遠ざける>

(アボニア)あっ 幻玉。

<そんな幻玉に オーロラは
ひそかに思いを募らせていたが…>

(幻玉)いいんだよ 僕なんか…。

<幻玉は 自らの殻に
閉じ籠もるのであった>

(オーロラ)幻玉君? 幻玉君 幻玉君!

う… う~ん。

オーロラ。 何が…?

(オーロラ)あのあと 水蒸気の
浴び過ぎで 気を失ったのよ。

ほとんど 腐りかけてたわ。

1週間以上も 目を覚まさなくて

日の当たる場所に
置いたりしたんだけど…。

でも ホント よかった。

ほっといてくれよ。
どうせ 生きてたって

つらい事ばかりなんだ。

(オーロラ)そんな事ないわ。

僕の何が分かるっていうんだ!
こんな変な形に生まれた僕の…。

どうして 僕なんか助けたんだ!

(オーロラ)そんなの…。

どうして 分かってくれないの!?
幻玉君のバカ!

オーロラ! 待って オーロラ!

(オーロラ)
バカ バカ バカ バカ バカ!

(ゴーラム)ハイ ハイ ハイ ハイ!
どうしちゃったのかな?

かわい子ちゃんよ。
相変わらず ハクイね~。

(火祭)ゴーラム。 ここは 危険だ。

俺は ちょっと
このスケに 話があるから

お前は 日当たりのいい所で
ハッスルでもしとけ。

(ゴーラム)合点承知之助! バイビー!

オーロラ! あっ あれは…

オーロラと火祭。

(火祭)オーロラ
ちょっと話してもいいか?

(オーロラ)何よ?

(火祭)お前 何で あんなダサイやつ
助けたりすんだ?

(オーロラ)何でって そんな事
あなたに関係ないでしょ。

(火祭)まさか お前!

(オーロラ)好きなの…。
幻玉君の事が 好きなの!

火祭君こそ
何で 彼の事 いじめるの?

(火祭)何でって…。 実は 俺は…。

ごめん オーロラ。 僕には…。

(アボニア)幻玉。

<複雑に絡み合う
多肉植物たちの愛。

火祭は オーロラに
何を伝えようとしたのか。

そして アボニアは
なぜ 幻玉を見つめるのか>

<もはや
野梅を剪定するしかないのか。

俺が 思案に暮れながら
歩いていると…。

あれは いつぞやのアボカド娘。

俺を痴漢呼ばわりした
無礼なギャルどもだ。

見つかったら 面倒だ。

俺は しばらく身を隠す事にした>

ヤバイ。 それは ヤバイよ。
やっぱ ヤバイかな?

<野梅? あんな小娘の分際で
野梅について語っているのか?>

彼氏 部活やめた反動で
急に 太りだしちゃってさ

あれじゃ ただのシケメンだよ。

<シクラメン?>

う~ん もう それはさ
切るしかないよ。 切るしか。

切る…。 やっぱね。

<きき… 切る?

シクラメンは さておき 今 確か

「野梅を切るしかない」とか
言っていたような。

まあ 若者なら そうした暴走も
青春の1ページとして許されよう。

だが 俺は それなりに
人生経験を積んだ 中年男。

あんな小娘に後押しされて
剪定する訳にはいかんだろう!>

(枝が折れる音) うん?
何か 今 変な音しなかった?

そういえば さっきから
誰かに見られてる気が…。

♬~

あっ! あの時の痴漢!

いや… 違います。

何が違うのよ。 今だって 私たちを
嫌らしい目で見てたくせに!

嫌らしいなんて そんな…。

じゃ… じゃあ 何してたのよ!?

いや そそ… それはですね
え~っと…。

あっ 熱が出てきた。
インフルエンザかもしれない。

ゲホッ! ゲホッ! ゲホッ!
ちょっと! うつさないでよ!

もう 行こう 行こう!
やっぱ 危ないよ あの人!

ゲホッ!

<あんなギャルども
ちょろいもんだ。

とはいえ
俺は まだ躊躇していた。

一たび 剪定などしようものなら

もはや ボタニカル・ライフではなく
盆栽だ。

それは
俺から ベランダーの称号を奪い

単なる 盆栽初心者に
成り下がる事を意味する。

そもそも 俺は
盆栽が嫌いな訳ではない。

むしろ 好きになる体質を
自覚しているだけに

これまで
歯止めをかけてきたのだ。

やるなら 今しかない!>

♬~

<人生が
選択と結果の繰り返しならば

この選択は
とてつもなく大きな意味を持つ。

もし 俺が 盆栽を始めれば

これまでみたいな
いい加減な世話は許されない。

ベランダの鉢を 全て手放し

代わりに
松や梅が並ぶ事になるだろう。

そして
暇さえあれば 品評会に出向き

「やあ お宅の枝ぶりは
見事ですなぁ」

…などと 言いだしかねない>

<それでも やるのか?>

♬~

<いや できない!
やつらを手放す事など

俺には できない>

♬~

<こうして 俺は まさに
盆栽初心者となる一歩手前で

危機を脱する事ができた。

だが…>

 

♬~

<俺は 日々 誘惑と闘っている。

果たして いつまで
持ちこたえる事ができるのか。

最近 自信が揺らぎつつある>

♬~

(呼び出し音)

俺は 今 電話に出られない。
用件のある方 メッセージをどうぞ。

盆栽。

♬~