どらまろぐ

テレビ番組(ドラマ)の字幕情報を対象に、テキストマイニングの研究をしております。解析結果を公開しつつ関連商品も紹介します。解析結果の信憑性が確認できるよう解析用ソースも引用掲載しますので、見逃し番組の確認にも役立つ(ネタバレ)かも?

Missデビル 人事の悪魔・椿眞子 第1話 ドラマの主題歌・原作やキャストは?(見逃した方はネタバレ注意)

『Missデビル 人事の悪魔・椿眞子#01』のキーワード出現数BEST10

  1. 会社 30
  2. 研修 24
  3. 沖津 22
  4. ハァ 21
  5. 南雲 17
  6. 日下部 17
  7. 喜多村 12
  8. 共亜火災 9
  9. 大丈夫 9
  10. 退職願 8

『Missデビル 人事の悪魔・椿眞子#01』の番組内容&EPG情報の引用(ネタバレ注意!)

 (椿 眞子) ハァ ハァ…。

ハァ ハァ…。

イヤ~~~!

ハァ…。

あなたは…。

誰?

私は…。

 

社会人としてスタートした斉藤博史(佐藤勝利)、だが彼を待ち受けていたのは冷徹な人事コンサルタントの椿眞子(菜々緒)が行う悪夢のような新人研修だった。

詳細情報
出演者
菜々緒佐藤勝利(Sexy Zone)、木村佳乃和田正人、白石聖、鶴見辰吾/第1話ゲスト:森永悠希船越英一郎西田敏行 ほか
番組内容
大手損害保険会社に入社した斉藤博史(佐藤勝利)。だが、「Missデビル」の異名を持つ冷徹な人事コンサルタント・椿眞子(菜々緒)が行う過酷な新人研修に、同期が次々と脱落していく様を見て、希望を打ち砕かれる。見かねた人事部長の伊東千紘(木村佳乃)は研修の中止を大沢社長(船越英一郎)に進言するが、大沢は眞子に全て一任していると言う。会長の喜田村(西田敏行)も静観していた。果たしてこの研修の本当の意味は?
監督・演出
【演出】佐久間紀佳
原作・脚本
【脚本】山浦雅大
音楽
【音楽】井筒昭雄
【主題歌】安室奈美恵「Body Feels EXIT(from AL「Finally」)」(Dimension Point)
【挿入歌】Sexy Zone「イノセントデイズ」(ポニーキャニオン
制作
【プロデューサー】森雅弘、本多繁勝(AXON)
【製作著作】日本テレビ
【制作協力】AXON

 

(斉藤博史) よいしょ… ヤバっ。

ヤバ もうこんな時間!

逆だし チッ もう。

(振動音)

誰だよ。

あっ 痛っ! もう!

(振動音)

もしもし?

(斉藤聡子) ≪出た出た出た!≫

(聡子) あんた今日 入社式でしょ
しっかり。

(斉藤 茜) 今度 東京に
遊びに行っていい? ディズニーランド !

何言ってんの
あそこは東京じゃないわ。

ウソ! ホント?

今 忙しいの!

頑張って 長野の星!

燃え尽きて
流れ星になるんじゃないよ。

それウケる!
どこが。

(斉藤 修)
そろそろ勘弁してやれよ。

(聡子) で? 朝ごはん食べたの?

ったくもう もう切るからな!

だからヤバいんだって!

<僕は斉藤博史 22歳>

<この春 長野の大学を卒業し
上京した 新社会人だ>

<これから 僕自身の人生が
始まるという喜びと

ワクワクする気持ちが

自然と歩く速度も速くさせる>

<だけど そもそも
僕が卒業したのは しょせん

地方の無名大学>

<こんな有名企業に
採用されたこと

控えめに言って

奇跡>

<日本で
最も伝統のある保険会社

共亜火災>

<何があっても 絶対ここで…>

(日下部) すいません!

あれ? 新入社員だよね?

うん。

ボ~っとすんなよ こんなとこで。

悪ぃ悪ぃ 待った?

(伊東千紘) おはよう。

あっ おはようございます
人事部長。

フフ 名前でいいわよ。
あっ はい 伊東部長。

フフ いよいよ今日からね
緊張してる?

いえ… あっ はい。

アッハ ヤダ どっち?

すいません
昔からガチガチになるタイプで。

ほら 肩の力を抜いて
深呼吸でもして ねっ。

頑張って 期待してる。

はい ありがとうございます。

(瑞希) 式の進行ですが

9時30分頃より開式
その後 10時頃より

大沢社長の挨拶を
予定しておりますので。

(大沢) 分かった 会長は?

今年も欠席と聞いております。

そうか。

(喜多村)
さまざまの こと思ひ出す

桜かな。
(シャッター音)

(柴崎) 芭蕉ですか?
(喜多村) ハハハハ~。

さすがだね 柴ちゃん ハハハハ。

いや~ 春はいいな~。

空気は澄んで 花は咲いて。

心まで若返るわ ハハハハ。

なぁ 柴ちゃん
はい。

若いってさ
どういうことか分かる?

若い?
(喜多村) うん。

若い…。

ハハ 未来があるってことだよ。
確かに。

(喜多村) ハハハハ ねぇ。

今年も多くの若者が
わが社に入社してくれた。

わが社の未来が どんどん
広がって行くってことだよ なぁ。

そろそろ式が始まる頃ですが

気に掛かるのでしたら
お出になればよろしかったのに。

ヘヘヘ…。

私はね もう引退した人間ですよ。

出て行ったって 何の役にも
立ちやしないよ ハハハ…。

(口笛)

(真冬) 斉藤君!

みんな! 久しぶり!
(真冬) 久しぶり。

(南雲) お前
やっぱ社会人に見えないな!

あっ 俺もか!
(関内) ハハハ…。

ツッコもうよ!
お前やっぱ普通だな!

(真冬) いいんじゃない?
斉藤君 普通がキャラだし。

女子ウケは悪いけど。

(関内)
それ褒めてる? けなしてる?
えっ? 褒めたつもり。

そういう関内君…。
あっ 僕?

僕はね
とにかく前髪が決まらなくてね。

ナルシシストだな 関内。

おぉ! ちゃんとツッコんだ!
だいぶ頑張った。

(大沢) そのように
これからの保険業界の展望は

非常に厳しいと
言わざるを得ません。

少子高齢化や人口縮小に伴い

マーケットも次第に
小さくなっているのが現状です。

日本で最も伝統ある わが共亜…。

これまでにない
大胆な改革を成し遂げ

それを乗り越えた者だけが
生き残れる。

そう言っても
決して過言ではありません。

それでは 最後に皆さんに
ご紹介したいと思います。

明日より始まる
本社採用の新人研修ですが

今年は 外部よりエキスパートを
お招きすることになりました。

アメリカのコンサルタント会社

イーサン&ローガンでの
ご経験を経て

現在は フリーの
人事コンサルタントとして

ご活躍されている
椿 眞子さんです。

♬~

すげぇ 美人。
スタイル ハンパねえ。

(真冬) 何それ。

<その人は とても美しくて
抜群のスタイルで

ほんの一瞬で
みんなを虜にして…>

椿 眞子です。

よろしくお願いいたします。

<だけど…>

<悪魔のような人だったんだ>

♬~


(喜多村) ≪いや~
これはホントお美しいですね≫

(大沢) 人事コンサルタント
椿 眞子です。

(喜多村) あぁ わざわざ
ご足労いただいて すいません。

いや~ どうしてもね 一度ね

あなたに会いたいなと
私がわがまま言ったもんですから。

いや~ それにしても何て言うの?
あ… じゃないや。

天使のようですね~。

(大沢)
今回の新人研修に関しては全て
彼女に一任してあります。

あぁ 一任。
(大沢) はい。

ということは 人事部長としては

あの… これまでの新人研修は
毎年 人事部が行って来たでしょ?

会社に新しい風が吹くことは
悪いことではないので。

あぁ 風 はぁはぁ
あぁ なるほど そうですか。

それじゃあ まぁ ひとつ
よろしくお願いしますね ヘヘ。

ご期待に沿えるよう 明日より
精いっぱいやらせていただきます。

(喜多村) あっ はい…。

<入社式の翌日から
2週間の研修が始まった>

(沖津) あ~ あ~。
(沖津のせき払い)

(沖津)
はい どうも! 本社人事部より

オブザーバーとして参加する
沖津です。

(沖津) え~ 皆さん
オブザーバーって何だって話で。

まぁ ただのお手伝いだと
思っていただければ。

ちなみに これから仕事すると
そのオブザーバーとか

エビデンスとかオーソライズとか。

みんな知らないくせに
知ってるふりしてやってます。

まぁそれが
会社ってもんですから。

(拍手)

ノリ悪ぃな~
俺がスベったみたいじゃないかよ。

あぁ どうぞ。

皆さんには
これから会社で働く上で

とても有意義なことを
やっていただきます。

有意義? 何だろう?

それは…。

退職願を書くことです。

退職願って冗談?

逆 逆 これから働くから。

(ざわめき)

現在
何者でもないあなた方ですが

唯一にして
最大の権利を持っています。

それは何でしょうか?

自らの意思で
会社を辞めることです。

その権利を確保することで
あなた方は初めて

会社と対等になれる。

退職願とは いわば会社における
あなた方の遺書。

まずは その

死に方を学んでください。

すっげぇこと言ってんなぁ…。

この研修で
あなた方50人の新入社員は

10人に絞られることになります。

何それ…。

(玲奈) それ
40人落とすってことですよね。

(寺内) 会社の方針ですか?

私 独自の判断です。

現在の共亜火災の経営状況

そして あなた方の能力を
総合的に判断した結果

10人が適していると。

あの~
外部の人間である椿さんに

さすがに そこまでの
権限はないかと思いますが…。

社長の承諾は得ています。

あなたは 大沢社長の判断が
間違っていると?

いや~! そういうことでは…
ハハハ…。

社長 やはり納得できません。

椿さんのことかな?

彼女が研修の責任者になることに
関しては 一応 了承しました。

しかし 計画書も提出されず

今のところ
何の報告も受けていません。

それが彼女のやり方らしいよ。

研修が終わるまでは 一切
口出しはしないっていう契約だ。

どうして そこまで彼女に?

椿さんはね

今の共亜火災に一番必要なものを
もたらしてくれる。

それは何なんですか?

劇薬。

…って言ったら
分かりやす過ぎるかな?

♬~

<僕達は 5人ずつの
10チームに分けられ

会社に残れる10人という枠を
勝ち取るためのゲームを

始めてしまっていた>

(藤尾) 頑張れよ あと少しだから。
(本田) 分かった。

(陽子) ごめん 先 行って
後で追い付くから。

分かった 気を付けて!
≪後でね!≫

♬~

(関内)
初日からこんなキツいのか~!

ハァ ハァ ハァ…。

(日下部)
あいつトロいな ハズレだよ。

ハァ ハァ ハァ。

フゥ~ フゥ~…。

(南雲) ハァ ハァ ハァ…。

お疲れ~ 南雲君。

ふらついてるよ? 大丈夫?

うん…。

何?
あ… いや別に。

行くぞ。

日下部の父親
財務省の局長なんだって。

(関内) 調子乗りやがって。


お疲れさまでした。

初日の研修は
これで終わりとします。

レポートを提出した後は
自由に過ごして結構です。

ですが
あまり気を緩め過ぎないように。

緊張が途切れると

一気に疲れが 出ますから。

(ノック)
南雲。

洗濯するけど
一緒にやって来ようか?

ありがとう 助かる。
うん。

日下部? お前
あいつの分までやってんの?

いや 別に…。
(日下部) あれ?

斉藤君だっけ? どうしたの?

こういうの やめたほうがいいよ。

えっ?
レポート 南雲に押し付けて。

あぁ これ違うよ?
南雲君がやりたいって なぁ?

えっ? あぁ まぁ…。

ほら 彼 こういう書類仕事
慣れてないらしくて

自分の経験値 上げたいからって。

(羽村)
そっちもレポートまだでしょ?
早く戻ったほうがいいよ。

分かった。

正義感 強いんだねぇ。

カッコいいよ。

(沖津) もしもし
伊東部長ですか? 沖津ですが…。

あっ お疲れさま
どう? 研修 うまく行ってる?

(沖津) いや~ あの 一応
ご報告せねばと思いまして。

何かあった?

いや あったというわけじゃ
ないんですが

コンサルタントの椿が
こう なかなか強烈といいますか。

その~ 可能でしたら
こちらに お越しいただいて

伊東部長から 何か ひと言…。

うわわ…!

もしもし? 強烈って言った?
強烈って何?

…などと!
などということもなく

万事! 万事順調に
進んでおりますんで!

ご心配なさらず
それでは 失礼いたしま~す。

沖津君? ねぇ ちょっと もし…。

何?

<体は疲れ果てているけど
緊張のせいか

全然 眠れなかった>

♬~


どうしました?

いや ちょっとトイレに…。

研修期間中
指示がある場合以外は

スマホタブレット
使用は禁止しているはずですが。

すいません。

では 今日の研修を始めます。

その前に…。

武井正樹さん。
(武井) はい。

あなたは昨夜 恋人と
長時間にわたって電話をしていた。

そうですね?

待ってください!
それ 一体誰から?

減点対象です。

査定に響くこと
覚悟してください。

誰か 告げ口したのか?

(秋谷) いや してないって。
(卯ノ原) 俺も。

(武井) ウソつけ! 部屋には
お前らしかいなかっただろ!

≪知るかよ 大体
規則破ってんの お前だろ!≫

おい!
ひとのせいにすんな。

(騒ぎ声)

研修期間中
指示がある場合以外は

スマホタブレットの使用は
禁止しているはずですが

《あの人に決まってる》

《みんなを
疑心暗鬼にさせるために》

《監視カメラとか
仕込んでるのか?》

研修を始めます。

この時間は まず
チームの仲間の欠点を

それぞれ伝え合ってもらいます。

欠点?

自分が他人から
どのように見られているのか

その姿を知ることは

働く上で
とても役に立ちますから。

えぐいことやらせんなぁ はい。

♬~

どうぞ これが君の。

はい。

(沖津) え~っと ほい。

《息苦しい》

《自分が周りから

価値のない人間と
思われている気がして来る》

♬~

♬~

(喜多村) ≪伊東部長≫
≪はい≫

あなた おっしゃいましたよね?

椿 眞子さんに

会社の研修を
任せることに関して

会社に新しい風が吹くことは
悪いことではないって。

はい 確かに言いました。

でも まぁ 風にもね

山からの澄んだ空気を運んで来る
心地よい風もあれば

海からの冷たい風が

稲穂を枯らしてしまうことも
あるよね。

会長。
(喜多村) はい。

会長は
どう思ってらっしゃるんですか?

本年度の研修に関して。

フフフフ まぁね~。

会社経営に関しては
全て 大沢君に任せてるんでね。

(喜多村) でもね 何か
気になるようなことがあって

話したいことができたら
いつでも ここにいらっしゃいよ。

話を聞くことだけはね
私 できますから。

フフフ まだ耳が聞こえるんで。

エヘヘ…。
ありがとうございます。

あれ?

(阿部) キッツいよな
また マラソンか。

どうしたの? 斉藤。
いや シューズがなくて。

先 行ってて。
うん。

あれ?

♬~

♬~


あぁ…!

(関内) うわ! 痛そう。

(日下部) 大変だね
革靴でマラソンなんて。

(羽村)
あぁ… ひどいイタズラだよなぁ。

切り刻むことないのにな。

ちょっ… ちょっと待てって!

何で そのこと知ってんだよ。

斉藤君さぁ 君 どこの大学出身?

いや どこって…。
言えないくらいの学校か。

(日下部) …ということはさ
もし無事に研修を乗り越えても

君は 俺の下でずっと働き続ける
ってことだよねぇ。

そんなこと…。
そうなんだよ!

分かったら
もう少し利口になれよ。

♬~


♬~

♬~ (せき込み)

♬~

(玲奈) うわっ! あっ!

何で こんなことしなきゃ
いけないのよ!

(真冬) ハァ ハァ ハァ…。

藤堂さん… 大丈夫?

ちょっと休んでたほうがいいよ。

ありがとう じゃあ…。

掘り続けたほうがいいと思うよ。

彼 「君が休んでた」って
密告するかも。

そんなこと…!

どうだろうね。

早くやれよ。

これはサバイバルゲームだろう?

だから何やってもいいの
それがルールなの!

やんなきゃ 結局…
自分が蹴落とされるぞ。

(南雲) うっ…!

うわっ!

誰だよ!

あぁ…! うっ!

ハハハ…!

フフフ… ハハハ…!

アハハ…! ハッハッハッ…!

雨?

早く終わらそう!

くっ…!

(雷鳴)

あぁ~ 最悪!

もう嫌!

もう…!
≪早くやれよ!≫

あぁ! あぁ…!

(雷鳴)

ご苦労さまでした。

次は…。

これを埋めてください。

制限時間は30分。

間に合わなければ

減点対象です。

(さやか) ちょっと待って!
やめなさいよ!

(荒木) お前がいなくなったら
うちのチーム どうなるんだよ!

知らないわよ!
ん? ん? ん…? 何があった?

受け取ってください。

本気か!?

いや あ… か… 考え直したほうが
いいんじゃないか?

あ~ あれですか
何か問題が起きたら

自分の責任になるかもって
そういうことですか?

何 言ってんだよ!
そんなことあるわけない…。

役に立ちましたね お守りが。

あなた自身の決断で
会社を辞める。

それで よろしいですね?

そうです。

あんた達も こんなイカれた会社
早く逃げたほうがいいわよ。

(沖津) ハァ…。

今週の研修は これまでです。

月曜日に また お会いしましょう。

先ほど 残念なことに
1人の社員が脱落しましたが

皆さんは心を乱さないよう
お願いします。

(ドアの開閉音)

痛… ハァ…。

(振動音)

痛…。
(振動音)

もしもし。

どうだ? 研修
うまく行ってるか?

(修) 博史?

まぁ… 楽勝って感じ?

そうか 楽勝か。

お前は小さい頃から
マイペースなんだから

無理するなよ。

うん。

(修) 何かあったら
いつでも連絡して来い。

病院に着きましたよ!
もう少しですからね!

今 どこが痛いですか?
分かりますか?

頑張るよ 俺。

えっ?

何があっても

あの会社でやって行くよ。

だから 安心してて。

そうか。

うん。

(茜) ねぇ! お兄ちゃん!

ディズニーランドのチケット
いつ取れる!?

お前さぁ それしか言えな…。

もう…!
(茜) 絶対 取ってね!

分かったよ。

けど お父さんも親バカだよね
わざわざ電話してあげて。

共亜火災に入ること
初めは反対してたのに。

フッ…。

そうするしかないからな。
(振動音)

痛ぇ…。

(ノック)
はい。

♬~


《1週間前は
希望にあふれていたけど

今は…》

斉藤君!

これ…。

これだから若いのは嫌なんだよ!
もう~!

俺のせいじゃないぞ…
ないからな~!

みんな いったん休んだら
もう 来られなかったんだろうな。

緊張が途切れると

一気に疲れが 出ますから

残念ですね。

ですが誰にでも 会社を辞める
権利はありますから。

南雲?

ハッ!

大丈夫?

大丈夫 ちょっとトイレ。

社長 先ほど連絡が入りました。

研修中の新入社員
30人以上が退職願を出した…。

私のほうにも連絡が来たよ。

大沢社長を信頼して

必要以上に口を挟むことは
避けていました。

ですが 正直 裏切られた気分です。

研修は即刻 中止すべきかと。

それは無理だ。

前にも話した通り 研修が
終わるまで 一切口出しはしない。

人事部長として この状態を
放置するわけにはいきません。

退職願?

それはそれは…。

ただ事じゃありませんよ これ。

確かに 前代未聞ですね。
うん。

美しいバラには
トゲは つきものだけどね。

少々このトゲ
鋭過ぎるんじゃねえか?

一体 何者なんだろうね。

この 椿 眞子という
コンサルタントは。

椿さん!
説明してもらいましょうか。

説明? 何の説明でしょう?

あなたが ここでやっていること
全てです!

新入社員50人を
10人に絞ると勝手に宣言し

そのために
非人間的な研修を強要している。

これは 異常事態ですよ。

何のために そんなことを?

研修は 全て私に
一任するという条件で…。

答えなさい! 何のために?

取締役人事部長なら
お分かりのはずですが。

共亜火災の今年度の総人件費は
289億5000万。

そしてデータ上 適正と考えられる
来年度の総人件費は

270億5000万。

つまり 20億規模の削減が必要。

待って その数字は何を根拠に?

今期の経常利益見込みは
55億1000万円。

これは ほぼ前年度並みです。

しかし それはあくまでも
表向きの数字。

(眞子の声)
この5年間 共亜火災の業績は
毎年 前年度比マイナス3%で

悪化し続けているにも
かかわらず

その事実は
巧妙に隠されています。

私達は 別に不正なことを
しているわけじゃ ない!

社員が一丸となった
経営努力で…。

もちろん
経理上 適切に処理している

…と言い張るのは勝手です。

ですが

これは 紛れもなく粉飾決算です。

誰がそんなことを?

大沢社長?

10年前なら いざ知らず

現在の共亜火災は
腐りかけた巨木。

業績を正確に反映させれば

適正な新入社員の数は10人。

私は そう判断しました。

(眞子の声)
感謝してもらいたいくらいです。

会社の人間は誰一人 手を汚さず

最終的に 適正な採用人数と
なるんですから。

それは あなたが
数字しか見てないからよ。

ただ機械的に切り捨てれば
いいというわけじゃ ない。

社員こそが会社の原動力よ。

それに 研修は人を育てる場所よ
切り捨てる場所じゃないはず。

それなのに こんな異常なこと…
もしケガ人でも…。

もっと 取り返しのつかないことが
起こったら

あなた どうやって
責任取るつもりなの?

≪キャ~!≫
≪おい! 誰か飛び降りたぞ!≫

(男性) 大丈夫ですか?

(男性) 大丈夫ですか?
(男性) 大丈夫か?

(男性) 救急車 呼んで!
(女性) 分かりました!

(男性) 大丈夫ですか?
(男性) 大丈夫か? おい。


(真冬) 南雲君 そこまで
追い詰められてたんだね。

(関内) 結構 仲良かったのに
ダメ過ぎる。

《俺が
もっと気に掛けていれば

あんなことには…》

(ドアが開く音)

皆 ちょっと聞いてくれ。

南雲君 どうなったんですか?

あぁ 木がクッションになってな。

どうにか 打撲程度で済んだ。

伊東部長が病院に付き添ってる。

よかった…。

(沖津) それと

この研修は中止になった
部長の指示だ。

では最後に…。
えっ?

現在 あなた方の人数は

病院の南雲さんを入れて11人。

私は初めに言いました。

この研修で 10人を選別すると。

この会社にとって必要ない
最後の1人を

皆さんの投票に
委ねたいと思います。

この場にいる人間
もしくは 病院にいる南雲さん。

その中から 一番
会社に不必要と思われる人間に

票を入れてください。

半数の5票 集めた者がいれば

その人物を最後の1人とします。

票がバラけて
もし 5票 集まらなければ?

椿さんに決めてもらいましょう。

南雲君も
投票の対象なんですよね?

ええ
退職願を出してはいませんから。

(日下部) そうですか。

じゃあ 迷うことないかな
半分リタイアしたようなものだし。

じゃあ
投票用紙を取りに来てくれ。

(日下部)
命拾いしたな 感謝しろよ。

お~っと!

暴力は即刻 解雇理由になるけど。

(沖津) はい。

《あいつらは
きっと 南雲に入れる》

《誰かが あと1票入れたら
南雲は…》

では ここにいる誰か

もしくは
病院にいる南雲さんの名前を。

該当する者がいないと思えば
「×」と書いても結構です。

《ダメだ 南雲の名前を
書くわけにはいかない》

《一方的に落とすなんて
そんな 卑怯なまね…》

《だけど… だけど

それで本当に
あいつのためになるのか?》

《この会社は おかしい》

《研修も異常な雰囲気で

みんなが追い詰められて

くだらない いじめだって起きた》

《南雲だって 俺だって

こんな会社
辞めてしまったほうが

別の人生を選んだほうが
いいのかもしれない》

うわっ いいの? これ
(聡子)いいのよ

あなたが一番入りたかった
会社に受かったんだから

(修)しっかりな
男は仕事をしてこそ一人前だ

古いか
古いよ!

ありがとう 頑張るよ

《俺だけじゃ ない》

《俺の思いだけで
ここにいるんじゃ ない》

《だけど…》

もう考える時間
いらないんじゃないですか?

悩む必要ないですし。

フッ。

どうしました? 斉藤さん。

斉藤君?

どうして…。

どうしてこんなことしなくちゃ
いけないんですか?

「どうして」?

僕が高校の時

父が 事故に遭ったんです。

斉藤さん
一番どこが痛いですか?

分かりますか?
足のほう ちょっと触りますよ

(博史の声) だけど
父は保険に入っていたから

どうにか
うちの家族の生活は守られて…。

だから保険会社に
入ろうって思ったんです。

保険会社に入って うちみたいに

壊れてしまうかもしれない家庭を
救うことができれば

どれだけ幸せかって。

いくつも受けた保険会社の中で
ある人だけは

僕の話を
真剣に聞いてくれたんです。

(博史の声) だから だから僕は

この会社に
どうしても入りたいって。

この会社に入って
誰かの人生を良くしたいって。

僕は こんな
ゲームみたいなことをして

誰かの人生を変えるために
ここにいるんじゃ ない。

あなたの言いたいことは
よ~く分かりました。

堀さん。

(沖津) 棄権。

え~ 日下部さん。

(沖津) 南雲さんに投票。

あっという間に…。

(日下部) な~んだ もっと早く
決まると思ってたのにな~。

(沖津) それじゃあ 最後の1票。

(沖津) 斉藤博史さん。

これ… いいのか?

♬~

あなたは言いました。

「×」か

病院にいる南雲か

ここにいる誰かの名前を書けって。

だから
あなたの名前を書きました。

僕は こんなゆがんだ状況を
つくり出した誰かが一番…。

消えるべきだと思ったんです。

何か… カッコいいよ。

命知らず。

チッ。

投票の結果

5票が集まりませんでした。

なので 最後の一人を

私が選ぶ。

それで よろしいですね?

(日下部) いいですよ もちろん。

私が選んだ
真に不必要と思われる人材は…。

日下部 剛さん あなたです。

どうして…。

どうして俺が!
皆さん

自分のケータイやスマホ
確認してください。

(真冬) メールが来てる。
添付ファイルが。

君の仲良しの斉藤君のさ 靴
ちょっと捨てて来てくれる?

(南雲) 嫌だよ そんなの。

(日下部) お前に断る権利なんか
ないんだよ!

(南雲) 痛って… ハァ ハァ…。

あっ 告げ口とかやめようね
誰も信じないし。

俺の父親のこと 知ってるよね?

何か言えよ ノロマ!

(日下部) お前のせいで
チームの順位が下がってんの。

自覚あるの?

何だ これは…。

早く言えよ!

相変わらずトロいな。

どうやって この映像を?

(日下部) お前いないほうが
チームの順位は上がるんだし。

次 スクワット100回な。

これは どういうことでしょうか?

いや その…。

あなたは 確かに成績は優秀。

ですが 同僚を陰湿に追い詰めた。

というより
まるで幼い子供の遊び。

暴力は即刻 解雇理由となる

そう言いましたね。

この映像もパパの力で
なかったことにするのかしら?

ハッハハ…。

フフフ…。

フフフ… ハハハ…。

うわ~!

あ~!

うわ~!

うっ…。

わっ!
うわっ!

うぅ…。

日下部 剛さん あなたには…。

会社を辞める権利があります。

どうされますか?

や… 辞めます 共亜火災を。

そうしましたら
退職願を提出してください。

よく尻尾を振る犬も
会社には必要です。

いい上司を見つけてください。

それでは
10人となりましたので

本年度 共亜火災保険

新人研修を終わりたいと思います。

<こうして悪夢のような
研修は終わった>

<晴れ晴れしい気分とは
ほど遠かったけど

それでも…>

終わったんだ。

≪今からでも遅くはありません≫

撤回していただくわけには
いきませんでしょうか?

そのつもりはないよ。
ですが

前途ある若者達が突然
その未来を奪われたんですよ!

企業としての責任も
あるんじゃないんですか?

一方的に解雇したわけじゃないよ。

彼ら自身の判断で
会社を辞めようと思った。

会社も彼らは必要ないと思った。

双方の思いが合致したから
椿さんは退職願を受け取った。

そういうことだ。

私は会長がおつくりになった

この会社の温かい空気が
好きでした。

社員は家族であり
その家族が一丸となって…。

それが間違っていたから
今の共亜火災があるんだ!

そうじゃないのか!

現実を見てください。

伊東人事部長。

ごめんなさいね
ご足労いただいて。

いや 研修がね
終わったと聞いたんで

少しでも あなたと
お話ができればなと思って

来ていただきました。

あなたは
どちらの風なんでしょうね?

風?
(喜多村) はい。

今回の研修であなたは

わが社の新入社員50人を
一気に

10人にしたでしょ?

いや 私ね 齢72になります。

そうなるとね まぁ そうそう
驚くことなんか

ないですよ うん。

だけどね 今回のことは

さすがの私も

吃驚仰天。

奇想天外。

驚天動地。

前代未聞。

顔面蒼白。

驚愕動転。

あなた一体 何者なんですか?

失礼します。

(喜多村) ミス デビル。

アメリカで そう呼ばれていたのは
ホントですか?

容赦なく 人を切り捨てる

ミス デビル。

♬~

あなたのやり方…。

とても勉強になったわ。

とんでもありません
こちらこそ。

♬~

(ノック)

はい どうぞ。
(ドアが開く音)

いらっしゃいました。

♬~

♬~

<そして 初出社の日>

♬~

「人材活用ラボ 人材活用ラボ…」。

えっ こんなとこ?

ここか。

(ノック)

失礼します。

きょ… 今日から
この部署に配属になりました

新入社員の…。
(沖津) お~?

どっかで見た顔だな。

あっ。
ん?

あ~?
ん?

あっ 沖津さん。
お~ ちゃんと名前覚えた。

優秀 優秀 うん。
どうも。

よろしく。
はい。

っつっても 俺も
ここに来たばっかりだけどな。

何しろ
出来たてホヤホヤの部署だし。

そうなんですか?
(沖津) うん。

まぁ 一応 紹介しとくと

国本さん 元施設課。

(国本) どうも!
どうも。

(沖津) 花村さん 経理出身。

(優梨子) よろしく。
お願いします。

(沖津) あと IT推進課だっけ?
そこにいた 田部さん。

(沖津) あとは… あっ 室長か。

奥にいる。

じゃあ 挨拶して来ます。
うん。

フゥ~。

(ノック)

失礼します 今日から
配属になりました 斉藤…。

ど… どうして?

私が任命されたの。

この新たに設立された

人材活用ラボの室長として。

あなたは言ったわよね。

誰かの人生を変えるために

この会社に
入ったんじゃ ないって。

泣けたわ。

あなたのこれからの仕事はね

クビ切り役。

社員のリストラをしてもらうの。

つまり これから
いろいろな人の人生を

ねじ曲げ ゆがめ
終わらせてもらうってこと。

私の部下として。

とっても楽しみね。

斉藤… 博史君。

<その美しい悪魔を前に

僕は震えていた>

<だけど それは
ただの始まりにすぎなかった>

<この時より ずっと
おぞましい恐怖が

僕を…>