どらまろぐ

テレビ番組(ドラマ)の字幕情報を対象に、テキストマイニングの研究をしております。解析結果を公開しつつ関連商品も紹介します。解析結果の信憑性が確認できるよう解析用ソースも引用掲載しますので、見逃し番組の確認にも役立つ(ネタバレ)かも?

もみ消して冬 第8話 ドラマのメンバー・主題歌やあらすじは?(見逃した方はネタバレ注意)

『もみ消して冬~わが家の問題なかったことに~#08』のキーワード出現数BEST10

  1. 彼女 33
  2. 秀作 29
  3. 里子 20
  4. 姉さん 18
  5. 知晶 13
  6. お前 12
  7. 父さん 12
  8. 先輩 11
  9. 楠木 10
  10. 犯人 10

『もみ消して冬~わが家の問題なかったことに~#08』の番組内容&情報(ネタバレ注意!)

(北沢博文)
玉砕覚悟で行って来い

一度
失敗してんだから
もう怖いもんなんかねえだろ?

(尾関)
今のは何ポイントですか?

(北沢知晶)200ポイント

 

秀作が里子を北沢家に招待する。その晩、不在のはずの知晶が帰宅すると、博文も尾関と手毛綱を連れて帰って来た。そんな中、里子の靴が何者かに盗まれる事件が発生する。

詳細情報
出演者
山田涼介、波瑠、小澤征悦小瀧望(ジャニーズWEST)、恒松祐里児嶋一哉千葉雄大浅野和之中村梅雀
番組内容
秀作(山田涼介)は、里子(恒松祐里)を北沢家へ招待して泰蔵(中村梅雀)に紹介することに。その晩、不在のはずの知晶(波瑠)が早々に帰宅。遅くなる予定だった博文(小澤征悦)も、尾関(小瀧望)と手毛綱(児嶋一哉)を引き連れて帰ってきた。嫌な予感しかしない秀作をよそに、リビングでは知晶にキスをした尾関の公開裁判が開かれる。そんな中、里子の靴が玄関から消えていることに気付く秀作。犯人捜しを始めるが…。
監督・演出
【演出】中島悟
原作・脚本
【脚本】金子茂樹
音楽
【音楽】ワンミュージック
【主題歌】「マエヲムケ」Hey!Say!JUMP(ジェイ・ストーム
制作
【プロデューサー】櫨山裕子、秋元孝之
【制作協力】オフィスクレッシェンド
【製作著作】日本テレビ
おしらせ
【公式HP】 http://www.ntv.co.jp/momifuyu/
【公式Twitter】https://twitter.com/momikesi_ntv

 

これで
ちょうど100ポイント

おやすみなさい

(北沢秀作)
部屋に上げてくれませんか?

(オートロックの開錠音)

池江さん?

♬~

池江さん?

《これは確実に試されている!》

《僕の男らしさが
本物か否かの最終試験》

《いや 待てよ?》

《本当に寝てるとしたら
とんだ勘違いだ》

《場合によっては
準強制わいせつ罪に当たる

重大な犯罪!》

《だが エントランスから
ここに上がって来るまでに

要した時間は およそ1分》

《その間に布団に入り
深い眠りに落ちることなど

我々人類に可能だろうか?》

♬~

《この顔は
どう見てもイエスだ!》

《キスするために生まれて来た
女豹の顔そのものだ》

《もう後戻りは許されない…》

(小岩井) おかえりなさいませ。

遅くなりました。

こんな朝方まで
どこ ほっつき歩いてたの?

ええ ちょっと。

野暮なこと聞くなよぉ。

(北沢泰蔵) 恋人でも できたか?

はい
そのような運びになりまして…。

めでたいことなんだから
もっと うれしそうに話せよ!

あっ ごめん…
今日はコーヒーだけちょうだい。

(楠木) かしこまりました。

ふ~ん
朝食までいただいて来たの。

野暮なこと聞くなっての!
まぁ 一応。

メニューは?
え?

和食なのか洋食なのか?

そりゃ 和食でしょう!
どうして?

彼氏と一緒に
初めて迎える朝だよ?

頑張ってるとこアピールするなら
断然 和食だって!

ご飯炊いて みそ汁のダシ取って?
そうそう。

具の野菜を切る
小気味よい音で目が覚めてさ!

アジの開きか 紅鮭なんか
焼いてあってな!

あと 焼き海苔と納豆ね!
理想の朝食だな。

明日から和食で
お作りしましょうか?

そういうことじゃないんだよ!
うん。

あくまで 彼女の家で目覚めた時は
和食だよねって話だから ね~!

盛り上がってるとこ
悪いんだけど

洋食でした。
何だ 洋食かよ!

そんな
ガッカリするような話かな?

今度 ウチに連れて来なさい。
え?

ちゃんとご挨拶をしといたほうが
彼女も安心だろう。

あ でも… まだ
付き合い始めたばっかりだし。

へぇ~ せっかくの
父さんの申し出を断るんだ。

そういうわけじゃないんだけどね。
彼女に聞いてみたらいい。

もし 来たくないと言うのなら
それはそれで構わない。

うん 一応 聞いてはみるけど。

(善財) 何だよ。

おめでとう 副院長…

落選したんだってな!
ハハハハ…!

お前だって落ちてんじゃねえかよ。

俺は軽傷だが
お前は院長のポイント稼ぎに

かなりの大金を投じて
重傷を負った。

風の噂じゃ 高級外車1台分の
出費だったと聞いてるが?

それより痛いのは
「ミルキー王国別館」の閉店だ。

閉店?
何だ その話 聞いてねえぞ。

昨日 行ったらつぶれてたんだよ!

ゴールド会員まで あと
2ポイントだったってのによ!

お前は世の中のポイントに
どんだけ金 使ってんだよ。

人生の楽しみって
どこに行けば見つかるんだ?

知らねえよバカ 自分で探せ。

ねぇ 週末 ウチに遊びに来ない?

(里子) え… ご実家にお邪魔する
ってことですか?

うん 父さんが
一度会いたいって言ってて。

緊張するよね!
嫌だったら無理しないで。

嫌とかではないんですけど
秀作さんは どう思います?

ウチにとっては
通過儀礼みたいなもんだから

遅かれ早かれ 紹介することには
なると思うんだけど。

その日 兄さんは
会合で遅くなるって言ってたし

姉さんは友達の家に
泊まりに行くから 父さんだけ。

全員そろって待ち構えられる
よりはマシかなと思って。

じゃあ 行きます。
ホントに? 無理してない?

うれしいです。

おとう様に ちゃんと
ご挨拶させていただけることが。

そっか。

《僕は この時
すっかり忘れていた!》

《彼女は もともと
危険な香りが大好物》

《スリルや緊張を
楽しむことはあっても

ビビるようなタマでは
ないということを》

(里子)
わぁ…! おいしそうですね!

もう帰って来ると思うんだけど。
どうします?

先に食べてます?
ん?

いや… 一応 待とうかな?

そうですよね。
うん。

(小岩井) ≪おかえりなさいませ≫
ほら 帰って来た。

お待たせして申し訳ない。

こちら 池江里子さん。
お邪魔してます。

座って座って。
はい。

ウチに来るのは
初めてじゃないんだよね?

ええ トリュフパーティーの時に
一度。

その時に挨拶したっけかな?
いえ その時は

遠くから眺めておりました。
眺めてた?

ぼ… 僕も ちゃんと父さんに

紹介すればよかったんだけど。
あぁ…。

いや~ まいったまいった。

今 ウチの学校で
イジメが問題になっててね。

それは大変ですね。

ある生徒の靴が
2日連続で隠されたんだが

その生徒が
学校いち優秀なコなもんだから

保護者も教師も大騒ぎだ。

私も小学生の頃
靴を隠されたことがあります。

その時 すぐに靴は見つかったの?

はい 隠した男の子達を
順番に捕まえて

ボコボコにしてしまいました。

♬~

「達」ってことは
相手は1人じゃなかったんだ?

ええ 上級生の3人組でした。

♬~

そっちのほうが問題になって
私が怒られる羽目に…。

でも 靴を隠したほうが悪いよ
それは… ねっ!

《この話は できれば
隠しといてほしかった》

《彼女が柔道黒帯の有段者である
ことは内緒にしておこう》

(泰蔵) 秀作 乾杯しよう。
はい。

乾杯。
乾杯。

乾杯。

私 おとう様がお書きになった本の
大ファンなんです!

アハハハ…! そうなんだ。

全部 読ませていただいてますし

メモしてる大事な言葉も
たくさんあるんです!

ハハ… 実はね
本は 僕が書いてるんじゃなくて

ゴーストライターがいるの。
えっ そうなんですか!?

(泰蔵) うん そうなんだよ!
ハハハハ…!

《マズイ! マズイぞ!》

《彼女が
このスリルを楽しみ始めている》

《得意技は出足払と小内刈》

《高校時代には全国大会の
出場経験もあると聞いた》

《だが父さんの前で ぶざまな姿を
さらすわけにはいかない》

《白帯には
白帯なりの意地がある》

たまに講演会なんかで
「あの名言の大ファンなんです」

…なんて言われることが
あるんだけどね

ほとんど
僕の作った言葉じゃないから

困っちゃってね~!
ハハハ…。

父さん そんなことまで
喋っちゃって平気?

え?
秀作さんも知ってたんですか?

《マズイ!
足に気を取られてる隙に

腕を取られた!》

《さすがは全国大会経験者の
技とスピード!》

フフフ…。

《分かるよ 父さん!》

《でも僕だって
動きたくても動けないんだよ!》

お待たせいたしました。

フォアグラの
テリーヌでございます。

わぁ… おいしそう!

ありがとう。

フゥ…。

(玄関のドアが開く音)

え?
誰だ?

(楠木) ≪おかえりなさいませ
知晶さん≫

姉さん?

あら こんばんは。
こんばんは お邪魔してます。

泊まって来るんじゃ
なかったのか?

泊まる約束してたのに
急にドタキャンされたの。

向こうが 泊まりで遊びに来ない?
って誘って来たのに

ひどい話よね。

《僕は悪い弟だ》

《姉さんの話が
全部ウソにしか聞こえない》

《そして この状況は
あまりに危険過ぎる》

こっちで1杯 飲むか?
ううん 私のことは気にしないで。

2人の邪魔するつもりもないし

読まなきゃいけない資料も
あるから。

フォアグラ好きなのよね~?

(里子) あっ… ええ!
秀作に聞いてるわよ。

デートの時にお代わりしたって。

姉さん… それ 僕じゃ ない。

あっ… ごめんなさい。

兄さんとデートした時の
話だったわね。

《絶対に わざとだ!》

デートっていうか
以前 秀作さんのことで

相談に乗っていただいた
ことがあって。

ふ~ん…。

相談に乗ってもらってる立場で
フォアグラお代わりするんだ~。

《黒帯の人は
何だってお代わりするんです!》

おにい様のほうから 優しく
お代わりを勧めてくださったので。

優しく。

何で「優しく」強調したの?

いえ 別に強調したつもりは…。

姉さん もう あっち行っててよ。
言われなくても行くわよ。

別に 閉めることないじゃないの!
資料読むのに 邪魔になるでしょ?

全然 邪魔じゃないわよ
こっちのことは気にしないで。

(楠木) ≪おかえりなさいませ≫
≪へへ… だから…!≫

え?
今度は博文か?

もう どうして…!
(尾関) ≪お邪魔します≫

(手毛綱) 玄関から入るの
夢だったんだよな~!

今まで
どっから入ってたんですか!

あれ! この かわいらしい靴は
誰のだ?

おや~? 誰か来てるのかな~?
兄さん…。

おやおやおや
そこにいるのは秀作じゃないか!

こんばんは。
何でお前まで来てんだよ!

博文さんから召集が掛かりまして。

最高級のカニを
ごちそうになりました。

250ポイントを
ゲットしました!

いやいや 俺らのポイント稼いでも
副院長には なれませんよ?

ウソ! ダメなの?

ってか 大事な会合って
この3人での飲み会だったの?

北沢家にとって
非常に大事な会合だった。

この前の副院長絡みの件で
キツく口止めされました。

それを今 喋って
どうするんですか!

え? 秀作さんにもダメ?
当たり前じゃないですか!

秘密を守るということを
甘く考え過ぎです!

ハァ…
若いくせに面倒くさい男だなぁ!

ホントは2軒目に
「ミルキー王国別館」

連れてこうと思ったんだけど
つぶれちゃってたんだよ 秀作!

僕はね 別の店でもいいって
言ったんですけど

尾関君が もう
全然 乗り気じゃないから。

お邪魔します!
は? いやいや… 待って待って…。

今 僕達 食事中なんだ…!
分かってる!

邪魔しないから心配すんな!

こっち こっち…。

ただいま~!
(手毛綱:尾関) お邪魔します!

おぉ クリーニング屋!
ウイスキーだったらな

うまいのを
この間もらったのがあるから。

(手毛綱) いいんですか?
うん!

里子 久しぶり!
あっ こんばんは!

フォアグラなんて食べたら
俺のこと

思い出しちゃうんじゃない?
ご心配なく!

もう あっち行っててよ!
秀作さん! 彼女

想像してたより 全然かわいいよ!
どんな想像してたんですか!

オープン!

あれ? 知晶 お前も帰ってたのか。

こんばんは。
こんばんは。

ストップ!

その人を私の半径3m以内に
近づけないで!

了解です。

違うよ!

あなたに言ってんだけど。
えっ?

焦った…
急に嫌われたのかと思った。

尾関に何かされたのか?
私じゃなくて本人に聞いて。

知晶さんに何したんだ?
何って 別に大したことは…。

ほっといたら 何しでかすか
分かったもんじゃ ないわ!

ちょっと待ってください
そこまで言いますか!

3m 3m…。

じゃあ 尾関君が有罪か無罪か
公開裁判しましょうよ。

あっ じゃあ 俺 裁判長な!
あ じゃあ僕 隣にいる人やります。

やるまでもなく有罪確定よ。
無罪です!

僕が有罪なら
知晶さんも有罪です!

意味 分かんないんだけど!

だから閉めなくていいって
言ってんの!

もう うるさいから閉めたいの!

声のボリューム落として
厳粛にやりましょう。

ごめんね うるさかった?

いえ 私は全然。
ほら うるさくないってよ。

にぎやかで いいじゃないか
アハハ…!

ここ閉めたら 非公開裁判に
なっちゃいますしね。

父さんも傍聴席 座ったら?
どれどれ。

よし じゃあ 裁判所作ろう…
テーブル!

ちょっと! テーブル動かして。
分かりました 裁判長!

(泰蔵) テーブル
その暖炉の前に持ってけ。

(手毛綱) じゃあ これ持とう…。
傍聴席は向こう…。

フゥ…。

ホントに大丈夫?

私は全然。

あ… いや… ちょっと待ってよ。

全然 大丈夫ですって。

うっ! うっ…!
どど… どうしたの?

お取り込み中のところ申し訳ない。
別に取り込んでなんか ないけど。

物置から 木製のハンマーを
持って来てくれ。

何すんの?
だって俺 裁判長だから必要だろ?

日本の法廷じゃ使わないけど。

雰囲気だよ 雰囲気!
いいから早く持って来いよ!


あれ?

(小岩井) どうかなさいましたか?
彼女 出掛けたの?

いえ お部屋のほうに
いらっしゃいますが。

靴がないんだけど…
どっか しまったりした?

いえ 私も楠木も
一切 手を触れてはございません。

ジョンが いたずらして
持ってっちゃったとか?

ハハ… それは ございません
靴で遊んではいけないと

しっかりと
しつけてございますので。

兄さん達が帰って来てから
誰も出掛けたりしてないよね?

ええ
玄関は施錠してありましたし

他の部屋からの出入りも
ございません。

じゃあ どこ行っちゃったんだ?

手が空き次第
私も すぐに捜してみましょう。

うん ありがとう。

《これは まさか…
彼女に対するイジメ?》

♬~

♬~
《僕達2人の交際を
快く思っていない誰かが

♬~
靴を隠したのか?》

♬~
《だが 彼女は強い女!》

順番に捕まえて
ボコボコにしてしまいました

《逆に 靴を隠した人間を
ボッコボコに痛めつけ

北沢家に血の海が広がり

彼女との交際は
あっけなく終わりを迎える》

《母さん 元気ですか?》

《せっかく僕にも
春が来たというのに…

再び冬になりそうです》

♬~


《彼女をウチに連れて来いと
言ったのは父さんだ》

《だが彼女の靴を隠したら
厄介なことになるのは

話を聞いていた父さんが
一番よく分かってるはず…》

《帰りは遅くなるはずだった
兄さんと

外泊するはずだった姉さん》

《兄さんが ボコボコになるのは
ちょっと見てみたい気もするが

問題は姉さんだ》

《ただでさえ 衝突の気配が
漂っている あの2人》

《姉さんが犯人なら
全面戦争は避けられそうにない》

《靴がないことに気付く前に

何としてでも
見つけ出さなければ…!》

(ドアが開く音)
来い!

何やってんの?
有罪が確定した。

私 楠木の目撃証言が
決め手になりました。

先輩 弁護士を呼んでください。
その弁護士に負けたんだよ!

入ってろ!
痛いです!

いいか 秀作。

尾関の刑期が満了するまで
この部屋に入ることは

禁止だからな。
え?

ねぇねぇ
何で入っちゃいけないの?

禁固1時間 面会禁止の
厳しい判決が下されました。

は?

皆さん かなり酔っぱらって
らっしゃいますので

秀作さんも
適当にお付き合いください。

何で尾関は有罪なの?

秀作さん達が
軽井沢にお出掛けになった時に

知晶さんにキスしたんです!

マジで!
フォークではなく

ズバっとストレートでした!
おぉ…!

(ノック)
(尾関) ≪はい≫

俺だ。
(尾関) ≪先輩?≫

何か欲しいもん ある?

(尾関) ≪自由です≫

じゃあ 外に出ればいいじゃん。

いえ ルールはルールですから。

ダメですよ 先輩!

例えばの話として
聞いてほしいんだけどさ…。

僕と面会してることがバレたら
先輩も罰せられますよ。

大丈夫だよ すぐ終わるから!

手短にお願いします。

実はさ…。

彼女が履いて来た靴が
見当たらないんだ…!

見当たらない?

どうも 誰かが
意図的に隠したんじゃないかって。

何ですって!?
わぁ…!

びっくりした
お前 急にデカい声 出すなよ!

その話 池江さんには絶対に
秘密にしてあげてくださいね?

当然だろう! 彼女が気付く前に

靴を見つけ出さなきゃ
大変なことになる。

でも この家の中で
靴を隠されたとしたら

なかなか
見つけ出すのは難しいですね。

だから
お前に協力を頼んでんだよ…。

隠された靴を
やみくもに捜すより

隠した犯人を特定して
自白に追い込んだほうが

早いと思います。
それもそうだな。

犯人の目星は付いてますか?

ウチの家族3人の中の
誰かじゃないか

…って にらんでるんだけど。

博文さんが怪しいですね。
どうして?

先輩は 博文さんに頼まれて

物置にハンマーを
取りに行きましたよね?

ああ そうだな。

あんな おふざけの裁判に
ハンマーなど必要ありません。

もともと
日本の裁判には必要ないしな。

そして 先輩が
ハンマーを持って来る前に

僕の判決は下された。

まったく 無意味なことを
させられたもんだよ。

先輩を物置に行かせてる隙に

博文さんが彼女の靴を
隠したに違いありません。

間違いない。

犯人は兄さんだ…!

バカ言うな 俺がそんなこと
するわけねえだろ?

じゃあ どうして僕に
ハンマーなんか取りに行かせたの?

純粋に裁判を
盛り上げようとしただけだろ。

でも
使わずに判決下したんでしょ?

よく考えてみろ。

俺が お前達の足を引っ張るような
まねをすると思うか?

何だ その顔は。

里子と うまく行ったのは
誰のおかげだ? 俺のおかげだぞ。

まぁ そうだよね。

疑うなら 俺じゃなくて知晶だろ。

え? どうして姉さんなの?

それは
お前の幸せが憎いからだよ。

そこまで心が狭くないと
信じたいけど。

いいや あいつの心は
想像以上に狭く そして浅い。

《安心して
兄さんは それ以上だよ》

それに女ってのはな
同性の評価に厳しいんだよ。

知晶は 里子みたいに若くて

天然を売りにするようなタイプが
一番苦手だ。

やっぱり犯人は姉さんか。

ふ~ん 私のこと疑ってるんだ。

いや そういうわけでは…。

秀作は 私が
お客さんの靴 隠すような

クズ女だと思ってるんだ。

いえ 僕は
そうは思わないんだけどね。

じゃあ 誰が思ってんのよ。
誰なんでしょうね?

私は何だかんだいって
父さんだと思うけどね。

父さんが そんなことするかな?

考えてもみなさいよ あれだけ
礼儀や家柄にうるさい父さんが

すんなり
彼女のこと認めると思う?

そうだよね。

父さんに
連れて来いって言われた時から

ちょっと違和感は感じてたんだ。
そうよ。

あんな女 早々に別れさせたいと
思ってるに決まってるわよ。

今 「あんな女」って言った?

言ってないわよ?
私が言うわけないでしょ。

そうだよね 言うはずないよね。

意外に思うかもしれんが
里子さんには好感を抱いてるんだ。

意外です。

よく食べて よく笑うし
裏表のない性格だな。

早和子の若い頃に
どことなく似てるんだよ。

そう言ってもらえると
非常に うれしいです。

うん うん。

彼女の靴の件だがな
実は 1人 心当たりがいる。

誰ですか?

お前にとっては
最も意外な人物かもしれんなぁ。

ま… まさか 小岩井じゃ…。

その まさかだ。
そんな…。

あいつには
二十歳になる娘がいるだろ?

冨美代ちゃんですね?

誕生日プレゼントに靴を
せがまれていると話していた。

つい先週のことだ。

小岩井の奴!

坊ちゃんは 私が
娘の誕生日プレゼントに

ひと様から盗んだ靴を贈るような
人間だと お思いですか?

いやいや…
俺は思ってないんだけど

そういう噂が
耳に入って来たもんだからさ。

あんまりです!

私は 坊ちゃんに
恋人ができたことを

誰よりも喜んでおりました。
分かってるよ 小岩井。

だから 小岩井だけは絶対に
やらないって 俺は信じてるから。

私は 最初っから楠木が怪しいと
にらんでおります。

どうして楠木が?

実は…
里子さんが履いて来た靴を

「かわいい かわいい」と
連呼しながら

スマートフォンの写真に
収めていたんです。

あの変態入れ墨野郎が!

休みの日には
コスプレのイベントで

女性の衣装を着たりもすると
聞いたことがあります!

あの変態入れ墨コスプレ野郎が!

どこに隠した! さっさと出せ!

私ではございません。

じゃあ どうして
靴を写真で撮ったんだ?

かわいいものを写真に収めるのが
趣味なんです。

いつか自分で作る時の
参考資料にと。

勤務中にスマホで写真を
撮っていいと思ってんのか?

そのことに関しましては
非常に反省しておりますが

私ではございません。

休みの日には コスプレを
たしなんでるそうじゃないか。

何で それを…。

女性の格好をしようと思ったら

当然 女性ものの靴は
必要になって来るよな?

衣装や靴は全てハンドメードで
既製品は 一切使っておりません。

私にもコスプレーヤーとしての
プライドがあります!

そんなプライドの話は
どうだっていいんだよ!

私は いつだって秀作さんの
味方じゃありませんか。

やってないって証明したいなら
真犯人を捕まえて来いよ。

手毛綱さんじゃ ありません?

苦し紛れに
いいかげんなことを言うな!

思い出してみてください
博文さん達がお帰りになった時

真っ先に 靴に反応したのが
手毛綱さんです。

この かわいらしい靴は
誰のだ?

確かに。

それに 手毛綱さんは
衣類に付着した 人のにおいに

異常なまでの興味があります。
におい?

若い女のコの靴のにおいを
嗅ぐために盗んだとは

考えられませんか?

あの人なら やりかねないな。

正直にお話しします。

僕のにおいフェチは衣服専門で
靴は全然違うジャンルなんです。

でも 服についた
においに興味があるなら

靴のにおいも
嫌いじゃないですよね?

マニアの世界を分かってませんね。

足元でも 靴専門と靴下専門では
全然違う派閥なんです。

においフェチに
派閥が存在するんですか?

衣服と靴では 全く相いれない
ジャンルなんです。

靴なんか全然興味ありませんから。

じゃあ 服なら くすねる可能性が
あるんですか?

ないとは言い切れませんね。

クリーニング屋さんの発言とは
思えませんね。

冗談ですよ 冗談。

目が全然 笑ってないですよ。

誰が犯人か教えましょうか?

知ってるんですか?

お前がやったんだろ!

僕は やってません。
ウソつくんじゃ ない!

僕は この家に来てから
ここに連行されて来るまで

一度も玄関には行っていません。

そのことは複数の人間が
目撃してますし

何より僕には動機がない。

分かってるよ… お前じゃないよ。

もう犯人を教えてくれよ…。

捜査の基本に立ち返って

第一発見者を疑ってみては
いかがですか?

それは俺だよ~!

じゃあ 残るは ただ1人
池江さん本人による自作自演です。

自分で隠して
何の意味があるんだよ。

そんなことするわけないだろ!

放火犯が自分の家に
火を付けるケースと 一緒です。

被害者のふりをして 自分に注目と
同情を集めるのが目的です。

まさか。

もし彼女が
ご家族に気に入られていないと

感じていたら どうでしょう?

(ノック)

秀作さん いませんか?

何?
ひゃっ!

里子さんの公開裁判が
始まるみたいなんですけど。

公開裁判? 何の裁判?
さぁ?

もしや 自ら
罪を認めたんじゃないですか?


交際を始めるに当たって

秀作から
何か言葉はありましたか?

いやいやいや
待って! 何やってんの?

静粛に。

はい 男らしく 「付き合おう」って
言ってくれました。

裁判長!
彼女はウソの証言をしております。

どうして そう思われますか?

秀作が男らしく発言をするとは
到底 考えられません。

いや僕だってね 言う時は言うよ?
(手毛綱) そこ! 静粛に!

それ以上 騒ぐようなら

この場で
告白を再現してもらいますよ?

ごめんなさい
二度と騒いだりしません。

里子さんにお聞きします。

秀作はアルコールに酔った状態じゃ
ありませんでしたか?

はい… ベロンベロンに
酔っぱらってました。

やっぱりアルコールの力か。

秀作は どれぐらいの量を
飲んでましたか?

あぁ…
ウチにあった料理用の日本酒を

3合ほど熱燗にして飲みました。

裁判長! 日本酒3合は

アルコールに それほど強くない
秀作の許容量を超えています。

意識が朦朧とした酩酊状態
だったんじゃありませんか?

はい 間違いありません。

そのような酔っぱらった状態で
交際を申し込まれた時の心境を

正直にお答えください。

正直に。

はい。

どんな形であれ はっきり
言葉にしてくれたことは

とても うれしかったですし…。

翌朝 もう一度言ってくれたので
それも うれしかったです!

(2人) ウェ~イ!
(拍手)

日本酒の話を聞いてたら
熱燗が飲みたくなって来たな。

すぐに ご用意いたします。

里子! これから
フォアグラ食べ放題だな!

ホントですか? やった~!

フォアグラ! フフフ…。

《危なっかしいところは
もちろんある》

《でも それを補って
余りある魅力が彼女にはある》

♪~
(泰蔵)
さぁ 里子さん 踊りましょう。

♪~
(里子) えっ 踊りですか?

《僕と違って
初対面の人にも物おじせず

すぐ
距離を縮めることができるし

何より その奔放な明るさに
僕は何度も救われて来た》

(里子) すごい。
(泰蔵) 才能がありますね。

《そんな彼女が
犯人のわけがない》

《靴は僕が
必ず見つけ出してみせる》

父さんの相手してくれて
ありがとね。

ううん
すっごい楽しかったですよ。

そっか。
はい。

私 そろそろ
帰らないといけなくて…。

え!? いや… まだ
帰るのは早いんじゃないかな?

いろいろと用事があって。

その用事って どうしても
今日じゃなきゃダメなの?

今日 返却期限のDVD返して

クリーニング取りに行かないと
いけないんです。

じゃあ
代わりに俺 行って来てあげるよ。

いや いいですよ。
いやいや ほら… ねぇ

もっと池江さんと
みんな話したがってるし。

里子! これ 見てごらん?
秀作の小さい頃のアルバム。

ほらね こっちは大丈夫だから。

じゃあ よろしくお願いします。
うん。

(里子) アルバムですか?
うん! ほら。

あっ 彼女
絶対に玄関に近づけないでね。

分かっております
お任せください。

よろしく。

♬~

(秀作の声) 「彼女の靴が
無事に戻って来ますように。

みんなに温かく
受け入れて貰えますように」。

♬~

おかえりなさいませ。
ただいま 靴見つかった?

楠木と手分けをして
家中 捜しましたが

残念ながら まだ。

ありがとう。

ただ 1か所だけ
どうしても捜せない

開かずの間がございまして。
どこ?

姉さんの部屋か。

(ドアが開く音)

ただいま。

秀作さん遅いから
寝ちゃいましたよ。

あ…。

だいぶ気も使って
疲れただろうからな。

このまま
泊まって行ってもらえばいい。

えっ いいの?
明日 休みなら

わざわざ この時間から
帰すことはないだろ。

父さん すっかり 里子のことが
気に入ったみたいだね。

秀作には もったいないくらいだ
ハハ…。

へぇ~ 彼女のクリーニングまで
取りに行ってあげるんだ。

違うよ 今日は特別。
かわいそうに。

付き合っても ウチにいる時と
同じようなことやらされてるのね。

だから そうじゃないって。
隠すことないのに。

姉さん ホントに知らないの?

何が?
彼女の靴。

私のこと まだ疑ってるんだ。

捜したくても捜せない場所が
1か所だけあるんだ。

いいわよ? 行って来れば?

ほら 部屋に入りたいんでしょ?

見つけたいの?
見つけたくないの?

どっちよ。

♬~

♬~

お前 いつまでここにいんの?

ちょうどいいところに
来てくれました!

残念なご報告があります。

もしかして犯人 分かった?
ええ。

楠木さんのスマートフォン
収められている写真で

池江さんの靴が 最後に確認された
時刻が判明しました。

ほう。

あの写真が撮られたのが
8時38分。

靴がないことに気付いた先輩が
ここに来たのが

8時45分。

その空白の7分間の間に
犯行が行われたと考えて

間違いありません!

俺が物置にハンマーを
取りに行ってる時間帯

…ってことだよな?
ええ。

そして その間 リビングから
姿を消していた人物が

たった1人だけ いました。

複数の目撃証言も取れています。

姉さんなんでしょ?

どうして分かったんですか?
昔のこと思い出してさ。

前にも こんなことあったなって。

まぁ そん時は 俺が
姉さんの靴を隠したんだけどね。

先輩が?
うん。

母さんが まだ元気だった頃の話。

ねぇ お母さん
これで いいかな?

(北沢早和子)
よく似合ってるわ

(秀作の声) 姉さん その頃

近所にできた男の子の友達と
仲良くなってさ。

俺を置いて
その子と遊びに行かれるのが

すっごい悔しくて。

♬~

ねぇ秀作! 私の靴知らない?

ん? 知らないけど…

もし見つけたら 教えて

うん 分かった

泣き声

他の靴で遊びに行けば
いいじゃない

嫌だ! あの靴がよかったの!

知晶の泣き声

♬~

それ… 私の靴

見つけてくれたの?
え?

うん…

ありがとう

姉さん 俺がやったって
分かってたと思う。

でも あの時

気付いてないふり
してくれたんだよね…。

優しかった姉さんの唯一の記憶。

どうするんですか?
ん? どうするって?

今回は 先輩が
許してあげる番じゃないですか?

できれば そうしたいけど…。

でも 彼女に靴は
返してあげなきゃいけないし。

知晶さんも ちゃんと話せば
分かってくれますよ!

今 玄関 見に行ったら
靴 戻ってたりして!

だといいですね。
うん。

ハァ…。

何?

どこ行くの?
友達の家。

だって 泊まりに行くの
中止になったんじゃないの?

「やっぱり今から来て」だって
気まぐれでホント頭にくるわ。

ちょっと待って。
何?

今 出掛けられちゃうと困るんだ。

どうして?

彼女の靴が
まだ見つかってなくて。

そう それは心配ね。

やっぱり 姉さんなんでしょ?

あなたも しつこいわね。

姉さん以外 考えられないんだ。

どうして そう思うの?

昔 私の靴 隠したから
仕返しされたと思ってんの?

やっぱり気付いてたんだね。
当たり前でしょ?

目も泳いでたし声も上ずってたし。

どうして あの時は
見逃してくれたの?

どうしてかしらね。

いつもの姉さんなら お構いなしに
僕の部屋 荒らして

見つかるまで捜してたでしょ?

私が あの男友達のこと
好きだったからじゃない? え?

必死で捜してるところを
見られるのが恥ずかしかっただけ。

ただ それだけのことよ。

あの時は ごめん!

もう何とも思ってないわ。

どこにあるの? 彼女の靴。

部屋の中?
それとも そのカバンの中?

今から泊まりに行くのなんて
ウソなんでしょ?

黙ってないで 何とか言ってよ。

ちょっと借りてただけよ。

ちょっと借りてただけって…。

どうせ 今 寝てるんだから
別に問題ないでしょ?

そういう問題じゃないでしょ!

そんな声 出したら
彼女 目を覚ましちゃうわよ。

せっかく ここまで
内緒にして来たのに…。

起こしちゃったら台無しじゃない。

全部 姉さんのせいじゃないか!

ひとに散々 「男らしくない」とか

「もっと積極的に行け」
って言ってたくせに

僕を ずっと縛り付けてるのは
姉さんだよ?

そんなつもりは ないわ。
つもりはなくても そうしてるの。

そうして来たの!

気のせいよ。

じゃあ どうして
彼女の靴 隠したりしたの?

ちゃんと説明して。

ハァ…。

そろそろ みんな
準備が整った頃かしらね?

え?

ちょっと待ってよ!
まだ話 終わってないよ!

姉さん!

え…? 何これ。
先輩 お邪魔しました。

手毛綱さんと
もう1杯だけ飲んで帰ります。

例のラーメン屋のカレー
急に食べたくなっちゃって。

お邪魔しました!

待てよ 尾関…。
(泰蔵) 私は休暇を兼ねて

楠木の実家の温泉に行くから。

我々は
お供で泊まらせていただきます。

不在時のお食事は
冷蔵庫のほうに入っております。

それ以外のことは この手紙に
書いてありますので

ご不明な点は ご連絡ください。
(泰蔵) せっかくの温泉だ。

子供じゃないんだから
何でも自分で するよな?

では いってまいります。
気を付けてね~。

えっ ちょっと…
ちょっと待ってよ 小岩井。

あっ… 里子さんの靴を
お運びする際には

このような手袋を着用しました。
は?

我々は
じかに触れておりませんので

ご了承くださいませ。

待ってよ 2人が犯人なの?

ねぇ 何これ…
2人は全部 知ってるの?

今から夜勤で
説明してる時間がない。

私も友達 待たせてるから。

知晶にそんな友達がいた
ってことが意外だろ?

じゃあ いってきま~す。
彼女のこと大事にしてやれよ~。

ちょっと待ってよ 靴は?

♬~

起きた?

これ…。
ん?

♬~

兄です。

父です。

楽しんでいただけました
でしょうか?

(泰蔵)
これは全部 知晶の提案です。

余計なこと
言わなくていいから。

お前と里子以外は
みんな協力者だ。

どうだ まいったか。

里子の靴が 玄関にないことに
お前が気付いてしまう

…という不測の事態は
起こったが

それ以外は おおむね順調だ。

彼女には 基本的なステップを
教えといたから

2人で 思う存分
ダンスを楽しむがいい。

昔はよく 母さんと
リビングで踊ってたもんね?

秀作が生まれる前の話だな
ハハハ…!

あぁ… お前からもひと言。

あっ 私はいいよ。

いいから!

また 遊びに来てね~。

どういうことですか?

ごめん…。

俺も まだ
よく分かってないんだけど。

私の靴が玄関に
ないって言ってませんでした?

ごめん そうなんだ。

でも 肝心の靴がどこにあるのか

教えてくれると思ったんだけど…。

(ノック)
≪ごめんください!≫

はい。

(業者) どうも こんばんは
北沢秀作さん?

はい 私ですが。

お届け物です。

こちらが 採寸のため お借りした
靴になりますね。

えっ? ちょっと待ってください。

今 「お借りした」って
おっしゃいました?

ええ 2時間ほど前
こちらに受け取りに来ました。

その時は 背の高い若い男性の方が
いらっしゃいましたけど。

何ですって!?
わぁ…!

びっくりした お前…!

(業者) で…。

こちらが

同じサイズに微調整した
靴になります。

どうぞ。

(業者) 古い物ですが
素晴らしいシューズですね。

これと同じサイズなんですか?
はい。

そのようなオーダーを
頂きましたので。

また 何かありましたら
ご連絡ください。

失礼いたします。

♬~

秀作さん?

これ 姉さんの大事な靴なんだ。

え?

(秀作の声) 20年前

姉さんが僕に靴を隠されて
落ち込んでた時に

母さんからもらった大事な靴。

(早和子)まだ知晶には
少し大きいかもしれないけど

かわいい! くれるの?

ええ もちろんよ

これ ダンスシューズ?

そうよ

大きくなったら
好きな人と一緒に使いなさい

私 踊るの下手だし…

うまい下手なんて関係ないわ

一緒に踊るだけでいいの

分かった! 大事にするね

ねぇ キレイでしょ?
うん!

姉さん

母さんの形見ともいえる
大事な靴を…

君にプレゼントしてくれたんだ。

♬~

(知晶の声) 「ダンス嫌いだから
良かったら使って。

そして踊って。

知晶」。

♬~

♬~ もう勘弁してくれよ…。

♬~

♬~

(呼び出し音)

(呼び出し音)
ダメだ 姉さん出ない。

(呼び出し音)

(振動音)

この 「おひとり様
レディースプラン」って

まだ間に合いますか?

ネイルとマッサージのコース
はい。

あ… あと生ビールも。

♬~

せっかくなんで踊りましょうか!
え?

大して踊れないのに
2人っきりで踊ってたら

バカみたいですかね? フフ…。

ううん。

教えて。
いいですよ。

じゃあ 左手を…。

♬~

(2人) イチ ニ サン シ…。

うまい!
じゃあ 前。

(2人) イチ ニ サン…。

キュっ

キュっ。


こっちに…。

(2人) イチ ニ サン…。
(里子) で 私のこと押さえて…。

(2人) ゴ…。
おぉ できた~!

《こんな幸せな時間は

長くは続かなかった》