どらまろぐ

テレビ番組(ドラマ)の字幕情報を対象に、テキストマイニングの研究をしております。解析結果を公開しつつ関連商品も紹介します。解析結果の信憑性が確認できるよう解析用ソースも引用掲載しますので、見逃し番組の確認にも役立つ(ネタバレ)かも?

火曜ドラマ「きみが心に棲みついた」 第1話

『火曜ドラマ「きみが心に棲みついた」 第1話』のキーワード出現数BEST10

  1. 吉崎 29
  2. 星名 28
  3. 自分 20
  4. オガ 19
  5. 飯田 18
  6. 堀田 18
  7. キョドコ 14
  8. スズキ 13
  9. ホント 13
  10. 小川 13

『火曜ドラマ「きみが心に棲みついた」 第1話』の番組内容&情報(ネタバレ注意!)

《(今日子)えっと その あの…》

《(星名)キョドコは そのまま》

《ありのままの自分で いいんだよ》

《ありのまま?》

《星名さん?》

《星名さん 何かあったんですか?》

《私に何か

 

初回15分拡大SP!
2人の男性の間で揺れ動く、一筋縄ではいかない三角関係ラブストーリー

詳細情報
番組内容
今日子(吉岡里帆)は、人生初の合コンに参加した。すぐに挙動不審になってしまう今日子は、合コンでも焦って口走り、周りをドン引きさせてしまう。漫画編集者の吉崎(桐谷健太)との出会いで、自分を変えるために動き出そうとしたその時、大学時代に強く惹かれ、その感情を利用して今日子をひどく傷つけた星名(向井理)に呼び止められた。一番会いたくて、一番会いたくなかった星名との再会に今日子の心は大きく揺れる…。
出演者
小川今日子・・・吉岡里帆
吉崎幸次郎・・・桐谷健太

飯田彩香・・・石橋杏奈
白崎達夫・・・長谷川朝晴
為末れいか・・・田中真琴

スズキ次郎・・・ムロツヨシ
八木泉・・・鈴木紗理奈
堀田麻衣子・・・瀬戸朝香
星名漣・・・向井理
原作
天堂きりん「きみが心に棲みついた」「きみが心に棲みついたS」(祥伝社フィールコミックス
脚本
吉澤智子
音楽
主題歌:E-girls「Pain, pain」
挿入歌:MONDO GROSSO 「偽りのシンパシー」
スタッフ
演出:福田亮介
プロデューサー:佐藤敦
公式ページ
◇番組HP
http://www.tbs.co.jp/kimisumi/
◇twitter
@kimisumi_tbs
https://twitter.com/kimisumi_tbs
◇instagram
https://www.instagram.com/kimisumi_tbs/

 

できることありますか?》

《だったら…》

《俺だけのために》

《生きてくれよ》

《い… 生きます》

《私 星名さんのために生きます》

<生まれて初めて>

<ありのままの私を
受け入れてくれた人は>

<私をひどく>

<傷つける人だった…>

(稲垣)
すいません ご足労いただいて

(堀田)ありがとうございました
失礼いたします

(稲垣)ありがとうございました

よし!
はい!

はい
すいません

<人と打ち解けるには まず自然体>

はあっ 自然体…

<自分の短所や恥ずかしい過去を
面白く話すことで>

<親近感を与えよう>

うわっ
こんなの読まなくていいって

え~っ
合コンっていったって

ただの飲み会なんだからさ
オガちゃんらしく ありのままで

ありのまま…
さあ 行くよ!

はい
行こう 行こう!

よし 行こう

(バイブレーター着信)

出ないの?
でっ 出ぬ 出ませぬ なりませぬ!

何で 時代劇口調?

切るべし 切るべき 切るベけれ

活用した
あっ

はあ~っ はあ~っ はあっ

ねえ オガちゃん 何でいつも
その ねじねじしてんの?

あっ これは ただ落ち着くんです
これがあると

パワーストーン的なこと?
パワーねじねじ?

でも 今日の服装には
合ってないから取っちゃえば?

絶対ないほうが
かわいいと思うよ

いや これは…
彼氏つくる気 あるの?

今日は オガちゃんのために
セッティングしたんだよ

そうだよ
私達 間に合ってんだからさ

取っちゃいなよ はい

うわっ! ちょっ ちょっと
うわっ ちょっと うわっ!

(堀田)おっそいな~

あ~っ 来た来た

(八幡)あっ ごめん お待たせ

全然 私達も今 来たとこ
(八幡)ホント?

(スズキ)どうも どうも

どうも どうも
飲み物 はい

お揃いなら先に お飲み物を

じゃあ ビール
はい

私はシカゴで
はい

じゃあ私 ミモザ
僕はハイボール

はい
どうしますか?

あっ…

じゃあ私 テキーラ ロックで
いきなり?

お酒 強いんだね

いや 強いというか
味が好きっていうか

とりあえず シカゴにしなよ
あっ 私…

(堀田)
ここの おすすめカクテルだから

じゃあ 私もシカゴ

≪かしこまりました
(スズキ)吉崎さんは?

(吉崎)ウーロン茶
ウーロン茶って

何で? 1杯ぐらい飲めば?
ウーロン茶で

お願いします
≪かしこまりました

いや 今日 校了でさ 吉崎の
担当作家さん 遅い人 多くて

今日 徹夜だったんだよな
なっ ほら

あっ 大変 あっ そうか
皆さん出版社ですもんね

それは もしかして
僕が締め切り遅れたせいじゃ…

違います ただ
ウーロン茶が飲みたいだけです

もしかして 実は酒乱だったとか?

飲むと脱ぎたくなっちゃって~

出た

そんなことより 何 食べますか?

いきなりですか?

自然体…

それじゃあ 次はスズキさん

はい イエイ イエイ
イエーイ

スズキ次郎です 漫画家やってます
今日は担当編集の吉崎さんに

連れてきていただきました
(稲垣)そうなんですね

<自分の短所
恥ずかしい過去を面白く>

<面白くって どうやって?>

僕は皆さんのように一生
そっち側の人間になれないまま

死ぬんだと思っていました

こっち側 合コン未経験者のまま

えっ?
はっ?

本日 合コンデビューです
ありがとうございます

スズキ 飲みます 初めまして

(堀田)飲むね 飲むね

すご~い
お~っ よっ 次郎!

<私も こっち側だけど>

<ダメだ 面白くって難しすぎる>

でも 漫画家さんて
すごいですよね

いやいや えっと 堀田さん達は
下着メーカーなんですよね

私はデザイナーで
稲垣さんとオガちゃんは材料課

<自分の短所 恥ずかしい過去>

<自分の短所 恥ずかしい過去>
材料課って

どんなお仕事なんですか
<自分の短所 恥ずかしい過去>

<自分の短所…>

オガちゃん
あっ はい はい

立たなくていいから

あっ はい えっと

私は小川今日子です

人見知りで すぐテンパって
挙動不審になるので

学生時代は ずっと

キョドコって呼ばれてました~

えっ あっ 違う違う違う

あっ きょ…

挙動不審のキョドコで~す

おおっ!
あっ あっ

すいません
あっ すいません すいません…

すいません ふきんください

≪はい

すいません すいません
すいません…

≪シミになっちゃう
ねえ

《≪もう 誰か
小川さんを入れてください》

《やだ!》
《うちらのところは無理》

《あの子 キョドってるし
テンション下がるんだよね》

《≪今日子じゃなくて
キョドコだよね~》

《≪あ~っ いいね》
《≪いいね》

≪失礼します
お待たせいたしました

パスタと… ありがとうございます
マルゲリータです

<浮いてる 結局いつもどおり>

<合コンなんて私には…>

<ハードル高すぎた>

(牧村)はい どうぞ

(八幡)えっ 買収?

帝光商事に うちの会社
年末に買収されちゃって

あ~あ この先 どうなるか

<あとは もう気配を絶って
透明人間になりきれば…>

でもね こう見えて
オガちゃん 仕事できるんだよ

知識は うちの材料課で一番
布生地のプロ

えっ いや
どうせ私なんか才能ないですし

もしかして 専業主婦志望?
おとなしい感じだもんね

いや あっ うん そうかも

<全然違う
ずっと この仕事してたい>

<やっと 生地のこと
分かってきたとこだもん>

<下着って ランジェリーって>

<一番 肌に触れる服なんですよ
生地が命なんです!>

<って言えない 言えるわけない>

はあっ

(バイブレーター着信)

あの! 山手線ゲームを
一度やってみたいのですが

山手線ゲームは
ちょっともう…

じゃあ せんだみつおゲームは?

じゃあ 王様ゲームは?
1番と3番が間接キッスみたいな

あの あっ そう
割り箸 作ってきました

<いつもそう
おとなしいわけじゃない>

<心の中は
言えなかった言葉があふれてる>

<伝えられない言葉が
どんどんたまって 死んでいく>

はあっ
はあっ

そんなに
落ち込まないでくださいよ

スズキさん
合コン 何だと思ってたんですか?

もっとこう 男女の
ギラギラした攻防といいますか

(堀田)
そんなギラギラした合コンに…

「俺なんか
しがない編集者ですから」

「出版記念パーティーには
遠慮します」

オガちゃん ピュアだからさ
大学時代の先輩のこと

まだ引きずってんのよね
えっ ちょっと 稲垣さん…

あっ 元カレですか?

いや あの…

じゃあ 片思い?
いいね いちずなんだ

<いちずなんかじゃない
縛られてるだけ>

<逃げたいのに
逃げたいのにどうしても…>

あれっ まだ好きとか?

ち… 違いますよ!

元カレとかじゃなくて

好きとか そんなんじゃなくて

うわ~ってなるんですよ
うわ~って

そういう

その人のせいで
私 変になっちゃったっていうか

いまだに 普通の恋
できないっていうか

正直! 誰でも

だ… 誰でもいいんですよ!

やだ オガちゃん
ありのままの私と

ちゃんと
恋愛してくれる人なら誰でも

私なんか 私なんかどうせ…

私なんか…
落ち着け 落ち着け

ねっ 落ち着いてよ

「私なんか」って謙虚なふりした
予防線で卑屈だよな

えっ?

なのに ありのままの自分を
受け入れろって ごう慢だし

ありのままの自分って
努力したくない変わる気ないって

言ってるようなもんでしょ
大人なのに人見知りだって

宣言するのも まわりに気を使え
分かってくれってことだし

そのくせ 自分の意見は言わないで
人に流されて 人のせいにしてたら

恋愛なんて無理じゃない?

あの 吉崎さん
そこまで言わなくても…

な~んちゃってね

初対面でハードなこと言うやつは
モテるって

これに書いてあるんだよね
あっ!

お買い上げ どうも
それ うちで出してる本なんで

じゃあ俺 帰るわ
(スズキ・八幡)えっ?

(八幡)おい
すいません

仕事 呼び出されちゃって じゃあ

どうも~
オガちゃん 気にしないでいいよ

これも高度な合コンの作戦?

(八幡)吉崎 元々
合コン苦手なんだよね

何か 嘘くさい笑顔で女子と話すと
腹 痛くなるとか…

オガちゃん オガちゃん

(バイブレーター着信)

(映美)「俺なんかって
幸ちゃんらしくないからやめて」

「私は今も幸ちゃんには」

「私より才能があると思ってるよ」

「映美」

「執筆頑張ってください 成川先生」

よ… 吉崎さんでしたっけ?

はい
い… 言うとおりですよ

全部 あなたの言うとおり

あの え~っ…
子供のときから ずっと

嫌われたくなくて
必死で生きてきたんですけど

相手にもされなくて
自分の親にまでイライラするって

え~っと…
小川です

小川キョ…
今日子さん ちょっと落ち…

それで私 余計
人の顔色うかがうようになって

挙動不審になって

嘘 そう
嘘くさい笑顔になっちゃって…

ごめん 言いすぎた
俺も仕事で色々あって…

そう! こうやって
いっつも引かれちゃうんです

いや あの…
だけど私 変わりたいんです

自分を変えたいんです
だから だから だから だから…

だから? だから?

私もウーロン茶
頼める人になりたいんです!

お茶の話?
ああ 違くて

私の悪いとことか 進むべき道とか

あなたなら きっと
吉崎さんなら

だから 電話番号

いや 住所!

違う! もっと話したくて

あの あの ああ~っ

私と

つきあってください

うわっ えっ? えっ?

待ってください! 待って 待って

待て~!

吉崎さん
甘ったれんな!

えっ!? えっ!?

お願いします

私… 痛い…

(為末)あれ?
スズキ先生の合コン取材に

つきあうんじゃ
なかったんですか?

スズキさんなら大丈夫
俺なんかいなくても

ふ~ん

(映美)
「メアド変わってなくてよかった」

「それと
先生って呼ぶのはやめてよね」

「じゃあ またね~ 映美」

(バイブレーター着信)

(バイブレーター着信)

(バイブレーター着信)

(バイブレーター着信が止まる)

<そのまま ありのままでなんか
いちゃダメだって分かってる>

<なのに 何で私は…>

(バイブレーター着信)

(呼び出し中)

<彼の呪縛から>

<逃げられないんだろう…>

♬~

(堀田)
うわ~っ よく こんなに集めたね

生地によって
発色 だいぶ違うんで

例えば こう
透明感が出るものから

あとはワッフル素材だと…
何事も極端すぎんだよね

オガちゃんって
あっ いや…

色々 すっ飛ばしてるっていうか

吉崎さんのことも
まずは友達からでしょ

友達 その発想はなかった…

何でよ

まあ 女を突き飛ばす
吉崎さんも最低だけどさ

「男なら誰でもいい!」って

仁王立ちした初対面の女に
しがみつかれたら

ホラーだよ ホラー

えっ えっ ホラー?
ホラー

(飯田)小川さん ちょっといい?
あっ うん

私 昼から打ち合わせに出るんで
例の件 決まったら

私の携帯に報告もらってもいい?
あっ はい 了解です

(白崎)飯田さん
(飯田)あっ 課長

先ほど 先方から連絡があって…

飯田ってさ 材料課のチームリーダーに
なったんだって?

すごいですよね
私なんか同期なのに…

「私なんか」は禁止

素材を見る目は 飯田より
あんたのほうが上なんだから

胸張って がんばんな
はい

ふ~ん

敵ながら いい仕事してる~

どこの生地だろう?

あっ

これなんか いかがですか?
あっ ありがとうございます

うわっ!

お疲れさまでした
ありがとうございました

失礼します
失礼いたします

あれっ? 吉崎さん!

わっ 私です 小川…

今日子
はい

昨日はホントに すみませんでした
すみませんでした

いい いい 分かったから
荷物 荷物

あれじゃ ホラーだって
堀田さんに言われて

貞子 いや
ゾンビみたいなことして 私…

いいから ブラジャー拾え!

はい

すみません
荷物拾わせたうえにタクシーまで

別に 会社戻るついでだから

その荷物 何?

あっ これ?

新作の生地です
これ 家で実験しようと思って

実験?

そうです 体に巻き付けて
感触 確かめてみたり

やっぱり 肌には
気持ちいいもの つけたいし

でも 機能も やっぱり大事だし

いいもの作るためには
自分で確かめておきたくて

へえ~っ
ああ そうそう!

これ
ライバル会社の新作なんですけど

優しいんですよ レースの肌触りが

でも ここは よく伸びるんです

だから ホックを留めるのが楽で…

よいしょ ほら

うわっ!
あっ ああ 私…

何だ 仕事
ホントは好きなんじゃん

(バイブレーター着信)

前に話してた大学の先輩?

時々
かかってくるんです 非通知で

関係 絶ちたいなら

前に進むなら…

番号 変えるしかないよな

自分は自分で
変えるしかないんじゃねえの

あっ ありがとうございました

あっ あの

ば… 番号 変えたら

よ… 吉崎さんの携帯番号
教えてくれますか?

断る

お願いします

<フラれた 二回も>

<でも… でも私>

生まれ変わります! というわけで
今から携帯番号 変えてくるので

ランチは一緒に行けません
過去を断ち切って 前に進むんです

未来へ ムキムキ歩くんです

まあ 頑張って
はい

(バイブレーター着信)

よし

拒否ってんじゃねえよ

えっ?

あっ…

拒否ってんじゃねえよ

あっ…

星名さん 何で…

(白崎)あっ 小川さん ちょうど
よかった こちら 帝光商事から

うちの会社に企画室長として
出向してきた 星名くん

星名さん…
初めまして

(白崎)いや~っ 帝光商事でも
異例の出世のエリートでね

様々なアパレル会社を再建させた
立て直しのエキスパート

いや~っ
こんなイケメンが来てくれるなら

買収されるのも悪くないね
飯田さん

やめてくださいよ 白崎課長
ホントじゃん ホントのことじゃん

イケメンだから どうですか?
(飯田)素敵ですね

結婚してるか
チェックよろしく はい はい

<落ち着け 私>

<あれは幻覚かもしれない…>

どうしたんですか?

あっ…

キョドコさん

あっ あっ あっ

<あの人だ 私が一番会いたくて>

<一番会いたくなかった 星名さん>

まさか こんなところで会うとはな

相変わらず そのストール

俺のこと 今も好きだとか?

す… 好きだなんて そんなこと
あるわけないじゃないですか

俺は もう 昔の俺じゃない

変わったんだ

<出会った頃みたいな 優しい目>

《だって 君
他に話せる人いないよね》

《俺くらいしか》

あっ あっ あっ あっ

もう だまされません

わ… 私は分かります

星名さんは 何も変わってない

そうやって
優しいふりして近づいて

信用させたところで

つ… 突き落とすつもりなんでしょ

傷つくな そんな言い方

なあ キョドコ

今日子です

生まれ変わるんです!

へえ~っ

解約します!
はい あっ では こちらに

ご記入 お願いいたします
はい

<これが第一歩 私もいつか>

<吉崎さんみたいに
自然体で生きられる人になるんだ>

<自然体で 自然体で…>

自然体って何ですか?
(為末)はい どうぞ

本音で生きてる人って
イメージのキャラ設定で

そんなやつ いませんよ
逆に嘘っぽいでしょ

自然体ですってやつほど
無理してる感じがして

じゃあ このネームは…

ボツですね
やっぱり あ~っ!

もう 落ち込まないでください
吉崎さん 文芸編集志望だから

ダメ出しが ややこしいんですよね
為末

文芸って 小説?
意外ですよね

へえ~っ 僕は てっきり
吉崎さんって

高校までサッカー部のレギュラーで
テニス部の部長

いや 副部長タイプの女子と
つきあってて

うまいこと いい大学入って
その抜群のコミュ力で

面接突破して 出版社に入社した
勝ち組かなって…

すいません ジュース買ってきます

ざんね~ん 部長 テニス部の
部長です 高校のときの彼女

やっぱり
(為末)すごい!

僕は そういうキラキラした青春を
美術部の部室から

こうやって ずっと呪ってた

パシリだから
分かっちゃうんですよね

やっぱり
「やっぱり」って?

すいません

こちらこそ 文芸志望なのに

つまんないですよね
僕なんかの担当

あっ 僕なんかって あの…

今は漫画の編集が楽しいです

じゃあ もう一度…
ボツです

<携帯番号 変えたって
言いに来たけど…>

<これじゃあ またホラー
いや ストーカーだと思われる>

あっ

もう 元気出してくださいよ
スズキさん

やっぱり 才能ないのかな…

才能ない人には
俺 ちゃんと言います

「俺に届け 響け!」は
スズキ先生の代表作になりますよ

代表作
はい

はあっ 俺に届け 響け?

俺に届け 届け…

俺に届け…

あっ 響け!

えっ? よ… 吉崎さん?

吉崎さん宛てに お手紙です

手紙?

うわ~っ…

「拝啓 吉崎さま」

「吉崎さんが担当している
スズキさんの漫画」

「「俺に届け 響け!」読みました」

「すごく面白くて
夢中で読んでしまいました」

「特に 主人公が
プリンを一気飲みしたとこから」

「話の展開が読めなくなり」

「ページをめくる手を
止めることができませんでした」

「私も 吉崎さんみたいに
人を夢中にさせる仕事」

「夢中にさせる下着作りを
もっと頑張りたくなりました」

「ただ 一つだけ」

「ヒロインの下着のデザインが
古いです ごめんなさい」

「よかったら うちのホームページ
のぞいてみてくださいね」

よいしょ
課長 少し お話 よろしいですか?

うん はいはい
じゃあ そっち行こう

材料課の決算書を
見させていただいたんですが

はいはい
前年度比で ここ

売上原価の割に
期末在庫が不自然に多い

ああ これね これは結構
去年は仕入れが多くて

架空在庫の水増しによる
見せかけ上の利益捻出

粉飾決算の常とう手段です

白崎課長は
昇進して3年目と伺いました

そろそろ結果が問われる
苦しい立場ですよね 分かります

星名くん 星名…

星名さん

このことは 上には…
でも 今年

水増し分の売上目標を
達成すればいいだけです

結果さえ出せれば それで

僕は この会社に
利益を上げるために来たんです

何でも協力しますよ
星名さん…

これからは
僕に何でも相談してください

はい ありがとうございます

(飯田)はい うちとしては やはり

もう少し価格を… はい

また ご相談させてください
失礼します

江戸川繊維ですか?
この前 話していた

あっ はい 押しの強い担当者で

やっぱり 値下げは厳しそうで…

う~ん では次は

検討させてほしいとだけ言って
こちらからの連絡は

一切 絶ってください
えっ? でも…

恐らく
向こうから値下げしてきます

はあ…

<手紙 もう届いたかな>

<ダメダメ 今は仕事頑張ろう>

<吉崎さんと会ったとき
私 変わったって言えるように>

(電話のベル)

はい 材料課です
☎携帯 変えた?

あっ
ほ… 星名さん あっ あの…

☎今晩 レイコに会うんだ
懐かしいだろ つきあえよ

私 今日は…

☎まさか断るなんてことないよな

<流されない もう流されない…>

わっ わっ わっ…

☎8時に 恵比寿の
ロータスってバー 遅れんなよ

(電話が切れる)

(レイコ)アハハッ
超ウケるんですけど~

私も見たかったな~
キョドコの校内ストリップ

(牧村)人聞き悪いこと言うなよ
キョドコは一応

俺の失恋を慰めるために
ショーをしてくれたんだから なあ

ねえ 今 何時?

もしかして うちら
あの子にバックレられた感じ?

(牧村)ハハハハッ

よし

キョドコのくせに…

来いって 俺 言わなかったっけ?

星… 星名さん
言ったよな?

私は 行くなんて一言も…

お前

本気で俺から
離れられると思ってんの?

ホントは
俺のこと忘れてなかったんだろ

星名さんのこと… ことなんて
もうとっくに…

じゃあ 何だよ これは

俺のこと忘れた女が
何で こんなもんつけてんだよ!

《あっ!》

《キョドコに
俺の何が分かるって?》

《分かんねえよ 何も》

《はい 分かりません》

《ハハッ ハハハハハハッ》

《ハハハッ…》

どこが変わったんだよ
あの頃も 今も

まともに お前なんかの相手を
するやつは いない

お前が どんなに欲しがってもな

《えっ?》
《お前》

《俺のためなら
何でもできるって言ったよな?》

《いっ 言いましたけど…》

《だったら見せてよ
キョドコの本気》

《もし やってくれたら》

《他の女 全部切ってもいいよ》

《ホントですか?》

《<星名さんが私のものになる…>》

《<私だけのものに…>》

《(男子学生達が はやし立てる)》

《<星名さんが 私のものになる>》

《<私だけのものに…>》

《えっ ちょっと待って星名さん》
《汚い手で触んな!》

《人前で簡単に脱ぐような女と
つきあうほどバカじゃねえよ》

人は変われない 一生

お前は お前から逃げられない

(電話のベル)

はい ラプワール材料課です

☎遅くにすいません
一ツ木出版 漫画編集部の

☎吉崎と申しますが 小川さんは
まだいらっしゃいますか?

☎もしも~し 聞こえてますか?

わ… 私です 私

おっ 小川今日子です

手紙 読みました
丁寧な感想ありがとう

まさか小川さんが この漫画
読んでくれるとは思わなかった

先生にも感想
ちゃんと伝えておきますから

あっ あの あの…

また 感想送ってもいいですか?

漫画 ホントに面白かったので

あっ…

☎アドレス メモしてもらえます?

へっ?

送るならメールにしてください

はい
☎いきますよ

ちょっと待って ペペペ… ペン

<知らなかった 嬉しすぎても
伝えられない言葉が>

<あふれてくるんだ>

<たった一本の電話で>

<こんなに
幸せな気持ちになれるなんて>

<初めてです 吉崎さん>

じゃあ お先っす
お疲れさまです

「お疲れさまです」

「よかったら コレ
漫画の参考にしてください」

うわっ 欲求不満ですか?

違… 違うよ!

<吉崎さんと話したら>

<星名さんのことなんて
どっかいっちゃった>

<大丈夫
星名さんの脅しには負けない>

<もう絶対 逃げない>

次からは…

あっ 星名さん
ありがとうございます

飯田さん どうしたんですか?
星名さんの言うとおりでした

江戸川繊維
向こうから値下げしてくるって

どうして分かったんですか?

欲のある人間には
コントロールできるツボがあるんですよ

まあ 欲のない人間なんて
いませんけどね

ホントですか?

嘘です 実は

飯田さんが頑張りすぎないよう
心配で言っただけで

星名さん…

あの笑顔 反則だわ

ちょっ… 堀田さん

あっ そうだ

新ブランド?
シーッ

すごいじゃないですか 堀田さん
(堀田)うん

まあ 新ブランド立ち上げなんて
任されるチャンスそうないからね

ずっと 夢でしたもんね
頑張ってください

あんたもね
えっ?

材料課からは オガちゃんに

プロジェクトチームに入ってもらうって
指名しといたから

え~っ! 私なんか

だから 「私なんか」は禁止

じゃあ よろしくね

あっ ありがとうございます

夢みたい… どうしよう

どうしよう えっと あっ…

あっ 吉崎さん

「聞いてください!
私にもツキが回ってきました」

「努力すれば夢が叶うって」

「嘘じゃなかったんですね!」

「まだ言えませんが」

「新しく
大きな仕事ができそうです!」

「やっぱり言っちゃいます! 実は」

「新しいブランドの立ち上げメンバーに」

「選ばれましたっ!」

フフフ…

<本当に私 変われる気がする>

何? 何か いいことあったの?

フフッ 資料室 行ってきます

怪しい 男関係なら
ちゃんと報告してよ

男だな ありゃ

白崎さん
はい あっ

これ 帝光商事が取引している
アジアの繊維メーカーデータです

ご検討ください
ありがとうございます

その手
もしかしてギターのタコですか?

あっ 分かります?
いや お恥ずかしい

親父バンドってやつで ホント
星名さんには かなわないな

今度の新ブランドの立ち上げも
星名さんの提案で決まったとか

その件で ちょっと
お聞きしたいことが…

(ドアが開く)

無駄な残業して
会社の役に立ってるつもりか?

無駄なんかじゃありません

私だって
それなりに頼りにされてます

すごいな キョドコ

しばらく会わないうちに 俺に
嘘までつけるようになったのか

嘘なんかじゃありません

新しいブランドの
プロジェクトチームにだって誘われてます

お前が?
飯田の間違いじゃないの?

デザイナーの堀田さんが
誘ってくれました

材料課で 私が一番優秀だって

それ 本気にしてんの?

はい

かわいそうに

上の連中は
お前より飯田を買ってる

堀田も自分が かわいい

最後は お前から逃げる

必ずな

《俺は逃げないよ》

堀田さんは
そんな人じゃありません

呼び出して すみません

資料室の中が
まだ よく分からなくて

星名さんと小川さんって
お知り合いだったんですか?

もう 2人とも何も言ってくれない
から知りませんでした

新ブランド立ち上げの件 飯田さん
何で断っちゃったんですか?

いえ 私には何も…

えっ? ああ すみません

僕は てっきり
飯田さんが選ばれたとばかり

白崎さんも 見る目ないですね

最近 仕事そっちのけで
バンドに夢中みたいで

困りましたね

あっ おはよう

課長 おはようございます

ああ おはよう
飯田さん 昨日ライブありがとね

いえ 課長 ギターがうまくて
ビックリしました

(白崎)ああ もう そんな全然全然

えっ じゃあ私…

ホントに ごめん

私はね あんたじゃなきゃ
嫌だって言ったんだけど

飯田がさ どうしてもって
上に直訴したみたいでさ

あっ そうですか

ですよね 私なんか あるわけない

オガちゃん

ねえねえ ねえねえ 飯田さん

新ブランドのプロジェクトメンバーに
入ったんだって?

ええ 私もビックリで

すご~い
≪ねえ

ありがとね
≪頑張って

あっ 小川さん

すみません チームリーダーに
なったばかりなのに

新しいブランドに
かかりきりになりそうで

あっ いっ いえ

《堀田も自分が かわいい》

《最後は お前から逃げる 必ずな》

《友達だけじゃなくって》

《私 お母さんにも
相手にされてないんです》

《妹は 私なんかより要領よくて》

《話も面白くて かわいくって》

《かわいいね キョドコって》

《そんなことで泣いてるなんてさ》

《あっ》

《あっ…》

《こっちのほうが いい》

《あっ あの でも
みっ 三つ編み…》

《子どもの頃 お母さんが唯一
私にしてくれたことで…》

《君を嫌いな?》

《あっ 今は》

《おっ お守りみたいな感じで…》

《ふ~ん》

《じゃあ…》

《こうすればいい》

《えっ あっ いや いや あの…》

《えっ えっと…》

《嫌われたっていいじゃん》

《頑張る必要は ない》

《キョドコは そのまま》

《ありのままの自分で いいんだよ》

《ありのまま?》

<ありのままでなんか
いちゃダメだって分かってる>

<なのに 何で私は…>

<彼の呪縛から
逃げられないんだろう…>

何も変わってないや

何通 送る気だよ…

あっ ああ…

ちょっ ちょっ…

「ちょっと
悲しいことがありました」

「でも 「届響」読んで頑張ります」

「漫画って 漫画の編集者って」

「人を元気づける
素敵な仕事ですね」

はあっ

これ…

<仕方ない
飯田さんのほうが私より>

<私なんかより…>

(バイブレーター着信)

もしもし

≪いらっしゃいませ こんばんは
こんばんは

あっ こっちこっち
あっ

あっ よっ よっ よっ 吉崎…

幸次郎です

ごめ~ん オガちゃん

堀田さん?

期待させるだけさせといて

ぬか喜びさせちゃって

堀田さん…

私ね 課長に強く言えなかったのよ

あんたのほうがさ
飯田なんかより実力あるのに

努力だって
人一倍してるっていうのにさ

そういうこと もっと
うまく伝えられたらさ

いいですよ 私なんか

自分のことも
ちゃんと話せないのに

思ってること
全部 話せる人なんていませんから

オガちゃん
私 絶対諦めないからね

ブランド成功させて
オガちゃんを引き抜く

はっ はい!

そして いつか2人で
新しいブランドつくる!

はい~っ

日本中の女の子達に

私達のラブリーなランジェリー
つけさせよう!

はい ラブリー ランジェリー!

泣いてたのに すげえな
テンションが

ラブリー ランジェリー!
ちょいちょい…

「ランジェリー!」じゃないよ

ラブリー ランジェリー!
ラブリー ラブリー

ランジェリー!
あの あの!

注文いいですか?

テキーラ ロックでください

テキーラ
居酒屋にテキーラは ねえよ

あっ じゃあ ウーロンハイで

タクシー止めてくるから
じゃあ あと よろしく

後輩だろ 動けよ!


ホントです ホントです

無理しないでください
ねえねえ オガちゃん

はい

お先
うわっ

おい 八幡 送れ~!

堀田さん?
(八幡)行きます?

じゃあね バイバーイ!
じゃあね バイバイ

これ? これね
そうです はい

あっ… あっ あっ じゃあ

私も これで失礼します

あのさ

もしかして
メールとツイッター間違えてる?

あっ えっと…

すっ すいません

つい 吉崎さんには思ってること
全部 伝えたいと思っちゃって

いいです いいです
読まずに全消去してください

あっ もう消しましたよね

ごめんなさい

努力すれば夢は叶うって
無責任な言葉

嫌いなんだよね 俺

そんなの
うまくいったやつの結果論だから

よ… 読んでくれたんですね

でも 小川さんなら
できる気がする

私なら?

なら

なら あの…

また メールしてもいいですか?

1通に まとめてくれる?

アハッ

はい!

おはようございます

あっ オガちゃん おはよう
あったま 痛い

おお 来た来た来た
小川さん 今から第2会議室へ

急いで行ってくれる?
えっ 何でですか?

もう一つね 新プロジェクトが
動き出すらしくて どういうわけか

君に指名が かかった
詳しい説明は そこで 急いで

しっ… 新プロジェクト?
(白崎)そう

<いきなり会議って どうしよう>

<っていうか 何で私?
私なんか…>

<って違う 私なら 私なら>

<きっとできる>

よし

あっ
お… 遅くなってすいません

材料課の小川…

(八木)遅い!
呼ばれたら はよ来いや ボケ!

ボッ ボケ…

あっ すいません

待っていましたよ 小川今日子さん