どらまろぐ

テレビ番組(ドラマ)の字幕情報を対象に、テキストマイニングの研究をしております。解析結果を公開しつつ関連商品も紹介します。解析結果の信憑性が確認できるよう解析用ソースも引用掲載しますので、見逃し番組の確認にも役立つ(ネタバレ)かも?

トットちゃん! #56

トットちゃん! #56

 

♬~

♬~

♬~

≪(徹子)お兄ちゃん!

(渥美)お嬢さん。

相変わらず
派手な格好してますね。

 

辛く困難な時代を明るく前だけを向いて駆け抜けた、黒柳徹子とその家族の激動の昭和史を笑いと涙で描く!「窓ぎわのトットちゃん」の時代から国境を越えた恋まで初映像化!

詳細情報
◇番組内容
徹子(清野菜名)は、恋人であるカール・祐介・ケルナー(城田優)の頼みでコンサートの司会を務めていたが、祐介は一切演奏しないままホテルに帰ってしまう。そのとき祐介には、ある重大な異変が降りかかっていて…!?
◇出演者
清野菜名松下奈緒山本耕史
城田優山崎樹範三宅健
◇原案
黒柳徹子
◇脚本
大石静
◇演出
青木達也
◇主題歌
福山雅治『トモエ学園』(アミューズユニバーサルJ
◇スタッフ
【チーフプロデューサー】五十嵐文郎テレビ朝日
【プロデューサー】服部宣之(テレビ朝日)、角田正子(クリエーターズマネジメント)、菊地裕幸(クリエーターズマネジメント)
【協力プロデューサー】田原敦子(テレビ朝日
◇おしらせ
☆番組HP
 http://www.tv-asahi.co.jp/totto/

☆Twitter
 https://twitter.com/totto_tvasahi

☆Instagram
 https://www.instagram.com/totto_tvasahi/

 

どうして 連絡くれないの?

秘密主義者。

いろいろあるんですよ。
いろいろって なあに?

(渥美)いろいろです。

そんな怖い顔は
お嬢さんには似合わねえな。

とぼけちゃって。

ねえ
温泉とかに行ってたんでしょう?

女なんか連れて。

ハハハハハ…。

当たりだ!

ハハハハ…。

お嬢さん。
あんたは 本当に馬鹿だね。

温泉なんか行ってないよ。

行ってる。 絶対 行ってる!

ハハハハハ…。

ハハハハ…。

やっぱり 女と温泉だ。

ハハハハ…! アハハハ…!

何が そんなにおかしいの?
アハハハハハ…!

ああ…。

ハハハハ…。

はあ…。

蕎麦でも 食うかい

うまいかい?

うん。
うかい

足りないだろう?
天ぷらとか どうだい?

もう食べられないわ。

どうしたの? お兄ちゃん。
そんなに残して。

もったいないわね。
バチが当たるわよ。

〈この時 徹子は

お兄ちゃんが重い病気である事を
全く知りませんでした〉

ハハハ…。

今日は もう終わりでしょう?
一緒に帰ろう。

これから ちょっと…
打ち合わせなんだよ。

嘘つき。 撮影のあとに

打ち合わせするような人じゃ
ないじゃない お兄ちゃんは。

お願いだから…。

本当に打ち合わせがあるんだ。

じゃあ いいです。
1人で帰ります。

ごめんよ。

ごちそうさまでした。 お先。

お嬢さん!

おいら

お嬢さんにもらった
星の王子さま』の冒頭の一節

まだ言えるんだぜ。

大人は誰も 初めは子供だった。

しかし
その事を忘れずにいる大人は

いくらも いない。

あらま…。

よく覚えてるわね
そんな昔の事なのに。

だって これは お嬢さんの事だろ。

だから 忘れねえよ おいら。

お兄ちゃん…。

〈今になって 徹子は思います〉

〈お兄ちゃんは あの時

おうどんを食べるのも
私と話すのもつらいくらい

具合が悪かったのです〉

〈あの日が

生きている お兄ちゃんを見た
最後でした〉

♬~

♬~

黒柳さん。

一杯 付き合ってくれませんか?

(久松)渥美さんは
あまり お酒飲まなかったけど…

献杯

♬~

昔々の話ですけどね

黒柳さんに振られた夜

こんな屋台で 渥美さんに
ごちそうになったんですよ。

…あなたを振ったかしら? 私。

覚えてないんですか…。

仕事7割 僕3割でいいですから。

僕と結婚してください。

結婚はしないわ。

だって 私

沢村の かあさんみたいには
出来ないもの。

じゃあ 1割でも 0.5割でも。

0.5割でも無理。

私 誰とも結婚しないって
決めたの。

ごめんなさい。

♬~

あの日の夜に…。

なんで あんなに
ケロッと断れるんですかね。

(グラスを倒す音)
(2人)わあ~!

おやじ! 拭くもの 拭くもの。
ごめん ごめん…。

はっきり言うところが
お嬢さんの いいところだよ。

そういうとこが好きなんですよ
僕。

諦めな。
あの人は誰のもんにもならねえよ。

そうかな…。

この先 誰かのものになったら
やりきれな…。

おお…!
あ~! ごめんなさい。

ごめんなさい。
もう!

未練な酒だねえ。

そのあとね
私 お兄ちゃんに言われたの

「男を泣かしちゃいけませんよ」
って。

意味がわからなかったけど
そういう事なのね。

意味がわからないって…。

お兄ちゃん いい人だったわね。

優しい人でしたね。

最初は怖かったけど…。

♬~

フフッ…。

おはようございます。
渥美さん こちら…。

NHK放送劇団の黒柳徹子です。
よろしくお願い致します。

あらま…。

お兄ちゃん 最初の頃

靴脱いで スタジオに入ってたの
知ってる?

ええ。

「役者は 土足で舞台に上がる事は
許されねえ」。

「板の上は 神聖な場所だから」。

「スタジオも同じだ」って言ってた。

お初にお目にかかります!
あ… 内海 あ… 六平です!

黒柳さん セリフ…。

あっ… すみません。

渥美さんのお声が あまり大きくて
驚いちゃって…。

浅草じゃ
大向こうまで声が通らねえと

勝負になんねえんだよ。

でも ここは浅草じゃありませんし
マイクロホンもありますのよ。

うるせ。

ごきげんよう

やだね~。

ごきげんよう」なんて
一仕事終わった気もしねえよ。

さっき…
マイクの方 困られてましたわよ。

お気をつけになってね
これからは。

なんだと? このアマ!

≫(女性)あっ 来た!
(渥美)よう!

(女性)キー兄さん お疲れさま。

いつもね いつも見てるよ。

(女性)今日は
何おごってくれるの?

(渥美の声)
あの子らは ストリッパーだよ。

あらま。

ストリッパーさんと
お仲良しなの?

浅草の昔なじみさ。
へえ~。

俺が胸患ってた時も

あいつらが 入れ代わり立ち代わり
面倒見に来てくれてよ。

それで俺は
生き返れたようなもんなんだ。

山の手のあんたらから見たら

乱暴
無知に見えるかもしんねえけどよ

あいつらも 俺も
案外 いい奴なんだぜ。

それから お兄ちゃんは

私があげた 『星の王子さま』の本の
一節を語ったの。

「大人は誰も 初めは子供だった」。

「しかし
その事を忘れずにいる大人は

いくらもいない」って…。

それは
黒柳さんの事だからですね。

なんでわかるの?

わかりますよ。

お兄ちゃんも そう言ってたわ。

「これは お嬢さんの事かい?」
って…。

それから 私たちは
一気に仲良くなったのよ。

優しい人でしたね。

グリーンピースは 1人2個よ。

(渥美)お嬢さん
せこい事 言うんじゃないよ。

せこくないわよ。
みんなで仲良く分けなくちゃ。

俺が もっともっと
大金持ちになったらよ

お嬢さんに
山盛りのグリーンピース

食べさせてやるからよ。

優しい人でした…。

さっきから

そればっかり言ってるわよ
あなた。

だって
本当に優しい人でしたから…。

ほんの数年前の事のように
思えるけど

遠い昔の事なのね。

半世紀も経たないのに
テレビは黄金時代を迎えました。

驚きですよ。
本当に…。

みんな手探りでやってたものね
あの頃は。

黄金時代は いいんですけど

最近は 視聴者が なんでも

テレビから流れてくるものを
信じてしまって

恐ろしい気がします。

大事なのは 視聴者それぞれの
自己判断なのに…。

悲観的ね 久松さん。

私は まだ

テレビジョンの可能性を
信じてるわ。

我々の文化が
向上するか堕落するかは

テレビジョンに懸かっています。

異国の者同士が

テレビジョンによって
お互いを理解し合う事が出来たら

世界は 何を手に入れる事が
出来るでしょうか?

平和…?

そのとおり!

世界は テレビジョンによって

永遠の平和を
実現出来るかもしれないんです。

NHKに入った時
そう教わった事を

私は 今も信じてる。

だから 死ぬまで やり続けるわ。

黒柳さんは真っすぐですね。

今 僕も 忘れかけていた
テレビジョンの理想を

思い出しましたよ。

渥美さんのお別れ会のおかげね。

そうですね。

♬~

(渥美の笑い声)

(渥美の声)
渥美清 渥美清でございます。

(渥美の笑い声)

テレビジョンは
軽々と国境を越えるけど

生身の人間は
簡単には越えられない。

♬~

(カール・祐介・ケルナーの声)
「Dear Tetsuko」

「9月6日に 東京に行きます」

「I'm forever yours」

「Yusuke」

テツコ。

お願いがあるんだ。

なあに?

10月の 東京でのコンサート

テツコに MCをお願いしたいと
思ってるんだ。

いいわよ。

ありがとう。
嬉しいよ 引き受けてくれて。

なんでもするわ
あなたのお役に立てるなら。

着物がいいな その時は。

わかったわ。

一張羅の振り袖を着ていくわ。

♬~

皆さま こんばんは。

今宵は
カール・祐介・ケルナーさんの

ピアノコンサートに
お越しくださって

ありがとうございます。

司会を務めます
黒柳徹子でございます。

(拍手)

ありがとうございます。
ケルナーさんと私は

1964年10月10日
東京オリンピックの開会式の夜に

乃木坂にあったカレー屋さんで
偶然 隣り合わせたんですの。

その日は
カレー屋さんが混んでいて

ナンが売り切れでした。

これ 召し上がらないんですか?

召し上がらないんでしたら
ちょうだい出来ませんかしら。

あなた くれる ナン 私。

下品な事は おやめなさい!

そういうわけで
最悪な出会いだったんですけれど

なぜか それ以来
親しくさせて頂いております。

その時は

コンサートの司会をするような
光栄な事になろうとは

夢にも思っておりませんでした。

〈このあとに起きる
衝撃の出来事を

徹子は まだ知りませんでした〉

あの人に 何があったの?
病気なの?

脳腫瘍が出来ると
どんな症状が出るのかしら?

ステージで待ってるわ。
きっと来てね。